茂木敏充外相は4日午前の定例記者会見で、8月の記者会見中に日本語で質問した外国人記者に英語で聞き直し、さらに「日本語分かっていただけましたか」などと尋ねたことが「差別的だ」と批判されていることについて、「英語が通じると思って、善意でお聞きしたまでだ」と釈明した。 8月28日の記者会見で茂木氏は、新型コロナウイルス感染拡大防止策として実施していた在留外国人の入国制限に科学的な合理性があるかと尋ねた外国人記者に「What do you…
![「善意で聞いた」 茂木外相が「日本語分かっていただけましたか」発言を釈明 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bf4e3a81595958028d65b86da32d80b82bd5d318/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2020%2F09%2F01%2F20200901k0000m010180000p%2F0c10.jpg%3F3)
大阪市を廃止し、四つの特別区に再編する「大阪都構想」の制度案について、市議会は3日、大阪維新の会と公明党の賛成多数で可決した。大阪府議会でも8月28日に可決されており、大阪市の有権者を対象とする2度目の住民投票が実施されることが確定した。新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中、現時点では10月12日告示、11月1日投開票の日程が有力視されている。 都構想の根拠法「大都市地域特別区設置法」は、府市両議会で可決され、府市選管に通知後60日以内に住民投票を実施するよう定めている。維新代表の松井一郎市長は、新型コロナの感染状況を見極めるため、天災などの場合に投票を延期できる「繰り延べ投票」の適用を視野に、実施の最終判断を、10月12日まで引き延ばすと表明。ただ現実的に適用は難しいとみられる。
「安倍という人は何も知らない。知ろうとしない」。今月10日、長崎出身のある91歳の女性のツイッターへの投稿が、5000件以上リツイートされた。前日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典での安倍晋三首相のあいさつが、広島での内容とほぼ同じだったことを知り、怒りを覚え、生々しい被爆体験を連続投稿したという。「91歳になるまで声をあげなかった自分が情けない」。75年を経た今の思いを聞いた。【吉田卓矢/統合デジタル取材センター、後藤由耶/写真映像報道センター】 爆心地から約10キロの工場で被爆 女性は東京都内に住む森田富美子さん(91)。「わたくし91歳」というアカウント名で2019年6月からツイッターを使っているという。 自宅近くの取材場所には、長女京子さん(66)に手を引かれて現れ、つえを使ってはいるが、しっかりとした足取り。丁寧に頭を下げて椅子に腰掛けた。ゆったりとした口調で75年前、長崎の町で見
新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が出ていた4~5月ごろ、自民党の秋本真利議員(衆院千葉9区)の秘書が、選挙区内の有権者に対し使い捨てマスクを配布していた。毎日新聞の取材で明らかになった。秋本議員側は政党支部としての「適正な政党活動」と主張しているが、専門家からは「公職選挙法に抵触する可能性がある」との指摘が出ている。 同選挙区内に住む70代の男性によると、秋本議員の男性秘書が4月末ごろ、自宅を訪問。「こういうご時世ですのでマスクを持参しました。感染防止に使ってください」などと話し、茶封筒を手渡された。封筒の中には、フィルムで包装された不織布の使い捨てマスクが7枚入っていた。 男性は後援会などには入っていないが、昨年末に秋本議員を囲む会合に参加したことがあった。秘書は「会合の参加者に配っている」と話していたという。 取材では…
前回(2015年実施)の国勢調査で使われた調査票のサンプル。世帯員それぞれについて、「世帯主との続き柄」を回答することになっている=総務省のホームページより 今秋、5年に1度の国勢調査が実施される。国内の全世帯に関する情報を収集し、今後の政策立案につなげることが主な目的だが、事実上「除外」扱いとなりカウントされないケースがある。同性同士のカップルだ。国勢調査の記入用紙で「世帯主との続き柄」を選択する際、異性同士のカップルならば「配偶者」と記入すればそのまま集計されるが、同性同士のカップルではそれが認められず、総務省の見解では「他の親族」に分類されてしまう。当事者や識者からは「実態が正確に把握されず、国勢調査の意味をなさない」と批判の声が上がっている。なぜ同性カップルは「他の親族」扱いにされているのか。【藤沢美由紀/統合デジタル取材センター】 「おじ」「おば」と同じ? 国勢調査は外国人も含め
フェースシールドを着用し、全ての大阪市立小中学校への配布を表明する大阪市の松井一郎市長=同市役所で2020年5月22日、矢追健介撮影 新型コロナウイルスの感染防止対策として活用が広がるフェースシールド。大阪市は6月の学校再開に合わせ、市立小中学校に通う約16万人の児童・生徒や教員全員にフェースシールドを配り、マスクとの併用を推奨した。感染防止と熱中症対策の両立を目指す学校現場で困惑が広がる中、医療界から熱中症のリスクを指摘する声が上がり、市は限定的な使用にとどめる運用変更を余儀なくされた。 「小学生は向き合ってしゃべっちゃだめよと言っても、会話してしまう。教員は着用を徹底させたい」。松井一郎市長は5月下旬、学校再開に合わせ授業中に教員や子供たちにフェースシールドを着用させる考えを突然表明した。民間企業からフェースシールドの寄付を受けたのがきっかけの発言だったが、当時は全国に先駆けた対策で注
公判の後、取材に応じる周氏(右)と黄氏=香港・西九竜の裁判所で2020年8月5日午後4時3分、福岡静哉撮影 香港の民主活動家、周庭(英語名アグネス・チョウ)さん(23)や中国に批判的なメディアグループの創業者、黎智英(れい・ちえい)氏(71)らが香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で10日に逮捕されたことについて、日本政府は11日現在、「重大な懸念」を表明するにとどまっている。一方で、欧米諸国は「人権侵害」と厳しく批判していることから、SNS上では、中国に過度に配慮する「弱腰」外交ではないかと、日本政府に、より強い対応を求める声が広がっている。【宇多川はるか/統合デジタル取材センター】 「引き続き」の言葉通り…… 菅義偉官房長官は11日午前の記者会見で、「香港情勢について引き続き重大な懸念を有している。今後とも関係国と連携し、適切に対応していきたい」と表明した。6月30日に国安法が成立した
保護された子ヤギ(左)とおびき寄せの大役を果たしたさくら=千葉県佐倉市で2020年8月11日午前7時7分、金沢衛撮影 千葉県佐倉市の京成本線沿いの急な崖に迷い込み、2カ月以上にわたって「崖暮らし」を続けていた子ヤギが11日、体調や不測の事態を心配した関係者らにより保護された。 生後約半年のメスで、近くの志々目(ししめ)邦治さん(63)が飼い始めて間もない5月中旬ごろ、逃げ出した。崖は高さ約20メートルあり、直下は電車が走る京成電鉄の敷地で人が近づけない。草木が茂っているため餌は十分あり、すみ着いたらしい。 コンクリート製の擁壁を縦横に散歩する姿が、通過する電車や近くの道路から見えるため人気者になっていた。アニメーション映画のタイトルから「ポニョ」の愛称まで付いていた。
舞鶴公園を逃げ回るイノシシを追う警察官ら=福岡市中央区で2020年8月5日午前9時49分、須賀川理撮影 5日午前6時5分ごろ、福岡市中央区の大濠公園付近で、公園沿いにある在福岡米国領事館を警備中の福岡県警機動隊員が1頭のイノシシを見つけた。逃走するイノシシを警察官らが追いかけ、公園内の市美術館付近の草むらに潜んだところを捕獲しようとしたが失敗。イノシシは隣接する舞鶴公園(福岡城跡)に逃げ込み、市中心部で逃走を続けたが正午前に捕獲された。 県警中央署によると、イノシシは体長約70センチ。市内では西隣の早良署管内でも5日未明にイノシシ目撃の110番が2件あり、中央署はこのイノシシが出没したとみている。署幹部は「街中で猪突(ちょとつ)猛進して通行人や車にぶつかったら危ない」と話し、注意を呼びかけている。
業病(ごうびょう)とは「前世の悪業(あくごう)の報いでかかるとされた、治りにくい病気。難病」(デジタル大辞泉)。元東京都知事の石原慎太郎氏(87)がツイッターに「業病のALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵され自殺のための身動きも出来ぬ女性」と投稿したことへの批判が止まらない。この種の問題発言は初めてではない。毎日新聞の過去記事データベースから物議を醸した発言を探してみたら、出てくる、出てくる、目を疑うような問題発言の数々。なぜ繰り返されるのか。当時、言及された当事者や差別思想に詳しい識者に石原氏の発言に通底するものを語ってもらった。3回シリーズで連載します。【野村房代、牧野宏美/統合デジタル取材センター】 患者に責任ないのに「悪業の報い」とは 最初は10年前、「どこか足りない感じがする」と言及された性的少数者から。その前に、今回批判されている問題のツイートを振り返ってみたい。 石原氏は7月27
女性アイドルが美術館を巡る様子を写真で紹介し、「アートの力」を伝えるキャンペーン「美術館女子」に、「性差別だ」「肝心の作品が脇役になっている」などの批判がインターネット上で集まっている。美術関係者らは「無知の観客として女性を描いている。ジェンダーの不平等が言われているのに、配慮不足だ」と指摘する。【高橋咲子、平林由梨】 全国の公立美術館約150館が加盟する美術館連絡協議会(美連協)と読売新聞のプロジェクト。13日付の同紙によると、AKB48の五つのチームの一つ「チーム8」のメンバーが「各地の美術館を訪れ、アートの力を発信していく」という企画だ。 初回は東京都現代美術館(東京都江東区)で、メンバーの一人が作品などを前に撮影した写真と、女性の語り口調の文章とで構成され、紙面とサイト上で掲載された。 文章では「芸術って難しそう」と語り、知識は関係なく、感動が全てだと述べる。さらに「若い女性は『イ
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