仕事の疲れを癒やしてくれるコーヒー。豊富に含まれるポリフェノールが動脈硬化を防いでくれる効果が期待される(写真:産経新聞) 動脈硬化の抑制などに効果があるとされるポリフェノール。赤ワインやココアなどに含まれていることは広く知られている。しかし、コーヒーにも赤ワインに匹敵する量のポリフェノールが含まれ、一日の食生活の中で仕事の合間や食後に飲むコーヒーから最も多くのポリフェノールが摂取されていることが、ポリフェノール研究の第一人者として知られるお茶の水女子大大学院の近藤和雄教授の調査・研究で分かった。(太田浩信) ◆お茶よりも多く 飲み物100ミリリットル当たりに含まれるポリフェノールの量は、赤ワインが濃さによって150〜300ミリグラムで平均すると230ミリグラムほど。これに対してコーヒーには200ミリグラムのポリフェノールが含まれ、緑茶は115ミリグラム前後という。 近藤教授が900