米空軍士官学校の生徒たちが23日から約1カ月間、山形県鶴岡市内にホームステイして、日本語研修を行う。国の重要無形民俗文化財・黒川能やしな織りの体験など、地元の人たちと交流し、江戸以前の文化や中山間地の暮らしを学ぶユニークなプログラムだ。 研修生は19〜23歳の男女12人。日本語レベルは中・上級という。同校日本語担当のグワハルト・ユミコ准教授が、国際交流のNPO法人スターティングプレース(千葉県船橋市、高橋徹代表)や旧知の伴和香子・元鶴岡市教育委員長と企画、準備を重ねた。 同校では4年前から、日本各地でホームステイして語学学校に通う研修をしている。今年も和歌山市と金沢市で従来方式の研修を行うが、鶴岡市だけは初の試みとして、地域に入って言語の背景にある文化や歴史を学ぶ。「地域社会の体験に参加し、奉仕活動など教室の壁を越えた研修にしたい」とユミコ准教授。 一行は23日に来日。温海地区にホー