郵便局会社近畿支社(大阪市)は21日、京都市内の109郵便局で取り扱っていたオリジナルフレーム切手「龍馬が駆け抜けた町 京都・伏見」の販売を中止した。 切手の一部に使われた坂本龍馬の妻、お龍(りょう)とみられる写真について、「無断転用では」との指摘を受けたためで、同社は「調査したうえで対応を検討したい」としている。 この商品は、龍馬、お龍、ゆかりの地・寺田屋などの写真を用いた80円切手10枚のセット(1200円)で、今月8日に発売されたが、13日以降、同社に「お龍の写真は、古写真研究家が所有する写真を無断で使ったのでは」などとする指摘が複数あったという。 商品は、同社と神戸市内の印刷会社で製作しており、お龍の写真は印刷会社側が用意した。印刷会社の担当者は取材に対し「20数年前に提供を受けた印刷物から使用した。版権について注釈はなかった。無断転用には当たらず問題はない」としている。 同社は「