電子書籍に対する関心が高まっている。新たな電子書籍端末なども登場し、これからいよいよ、本や雑誌の配信が本格化しそうだ。こうした新たな流れは、作家の立場からみても大きな変化だ。 電子書籍に対する関心が高まっている。新たな電子書籍端末なども登場し、これからいよいよ、本や雑誌の配信が本格化しそうだ。こうした新たな流れは、作家の立場からみても大きな変化だ。今年7月に開催された電子書籍販売のフリーマーケット「電書フリマ」(「電書フリマ」とは? 主催者が明かす電子書籍の未来を参照)に参加したライターの深川岳志が、その体験から電子書籍の可能性を考える。 【詳細画像または表】 これまで出版は、巨大な装置産業だった。著者→出版社→印刷→流通→書店→読者という上流から下流への一方的な流れである。 書籍の電子化はこの流れを変える動きといってもいい。極端な話、著者→読者が可能になるし、読者→読者も可能になる