【トリポリ時事】内乱の続くリビアの首都トリポリの西方約50キロの要衝ザウィヤで5日、カダフィ政権は戦車を伴った部隊を進攻させたが、反政府側が撃退し、戦車2両や兵員輸送車を奪取した。反政府派スポークスマンがロイター通信に語った。一方、反政府勢力は東部ラスラヌーフを奪取するなど攻勢を強めており、激戦による2日間の死者は全土で100人を超えたもようだ。 ザウィヤは首都攻防戦の勝敗を左右する要地で、現地からの情報によると、撃退されたカダフィ大佐派は兵力を増強して再び町を包囲、同日午後にこの日2回目となる進攻を開始した。広場に砲撃を加えるなど猛攻を仕掛けているという。 4日に約50人の死者が出たと伝えられたザウィヤの医師によれば、5日にも30人以上が死亡した。広場にいる住民はロイター通信に対し、「攻撃が開始された。20両以上の戦車を目撃した」と語った。 大佐の生地でカダフィ派の牙城、中部シルト
【カイロ=長谷川由紀】サウジアラビアからの報道によると、同国内務省は5日、「デモや座り込みなどは違法であり、違反しようとする者にはあらゆる手段を講じる」と警告した。 サウジでは、東部で少数派のイスラム教シーア派住民による抗議行動が続いているほか、体制改革要求デモの呼びかけも相次いでおり、当局は警戒感を強めている。 一方、オマーンのカブース国王は5日、閣僚2人を更迭した。同国では北部ソハールなどで民主化デモが発生、死傷者が出ている。国王は2月26日にも内閣を一部改造したほか、失業者支援などを表明するなど不満解消に努めている。 サウジアラビアとオマーンは共に絶対君主制で、政党活動などは認められていない。
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