東芝は9日、子会社の米ウェスチングハウス(WH)、米電力大手エクセロンの原発関連子会社の両社と共同で、サウジアラビアでの原発建設について、提案することで合意したと発表した。 サウジアラビアは2030年までに16基の原発の建設を計画している。このため、東芝とWHが機器の設計や技術、エクセロン子会社が運転サービスなどを担当し、現地での受注を目指す。 東芝とエクセロン子会社は10年7月に共同提案を行う体制を構築することで合意していたが、東日本大震災などの影響で取り組みが遅れていた。東芝と異なる炉型を持つWHも含めた3社であらためて体制を整え、活動を強化する狙いだ。