【ベルリン=宮本隆彦】ドイツ西部ブッパータールで、イスラム過激派の若者が「シャリア(イスラム法)警察」と称し、盛り場のイスラム教徒に「酒を飲んではいけない」などと声を掛けて回っていたことが分かり、地元警察が捜査を始めた。デメジエール内相は「勝手に警察を名乗ることは許さない」と六日付の大衆紙ビルトで批判した。 若者たちはサラフィストと呼ばれるイスラム過激派。「シャリア警察」と背中に印字したオレンジ色のベスト姿で夜の繁華街を見回ったり、チラシを配ったりした。チラシには「あなたはシャリアの統制地帯にいる」と書かれ、イスラムのおきてがアルコールや音楽、ギャンブル、ポルノを禁じていると訴えている。 地元警察は、若者たちの行為が脅迫などの罪に当たる可能性も踏まえ、十九~三十三歳の男性十一人から任意で事情を聴いている。ドイツ国内では「イスラムの価値観の押し付けだ」との反発も出ており、デメジエール氏はビル
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