情報セキュリティ事故の発生状況 以下のグラフは、情報セキュリティ事故・事件の発生状況を示すものである。「情報セキュリティ・事件・事故は発生していない」が35.3%となっているが、顕在化していないものもあると考えると、およそ7割の企業では何らかの情報セキュリティ事故・事件が発生していることが読み取れる。 グラフ1:過去1年間に発生した情報セキュリティに関する事件・事故(複数回答、2009年 NRIセキュアテクノロジーズ調べ) 中でも多いのが、(1)ウイルスやワームへの感染(42.3%)、(2)会社貸与のノートPCの盗難・紛失(22.7%)、(3)電子メールの誤送信(19.2%)、(4)会社貸与の携帯電話の盗難・紛失(17.5%)だ。 これら4つが非常に多く、それ以外はさほど多くないことを考えると、(1)~(4)への適切な対策が取れていれば、安全な企業活動ができると言っても過言ではないだろう。