カウンセラーは、話したりあいづちをうったりすることによって発するメッセージだけではなく、話さないことや反応しないことによって発するメッセージにも気を使わなくてはいけません。 メッセージとは、カウンセリング的にはクライアントの行動変容をもたらす「言語的および非言語的コミュニケーション」と言われるものです。 注意しなくてはいけないのは「反応がある」ことだけではなく「反応がない」ことにもメッセージが入ることがあるということです。 その極端な表現は「無視する」ことです。無視という無反応は強いマイナスの印象を与えることは分かると思います。 特に悩みやトラブルを抱えたクライアントはカウンセラーの言動にとても敏感になっていると考えた方がいいでしょう。 俳優のキアヌ・リーブスはインタビューで「あなたはゲイなのか」という質問を受けることが多かったそうです。彼はゲイではない(らしい)のですが、その中性的なビジ