「孤独死が発生しています」憧れだったマンション群でまさかの掲示 都心の一等地なのに超高齢社会…日本の未来の縮図で起きた悲しい現実
「多くの方が地球科学の道を進むよう願っています」。東京都内の東大地震研究所で9月、教授らが火山・地震研究の魅力を中高生に語るイベントがあった。地震計の仕組みなどを説明した大木聖子(おおき・さとこ)助教は「研究の最前線や、対象に打ち込む研究者の思いに触れてほしかった」と力を込めた。 火山・地震国ニッポン。活火山は108と世界の約1割を占め、「データの蓄積や観測技術は世界トップレベル」(東大名誉教授の藤井敏嗣(ふじい・としつぐ)・火山噴火予知連絡会長)だ。だが近年、研究や観測が「このままではつぶれる」と危惧(きぐ)されている。 「40人学級」。国内の火山観測に携わる大学研究者の少ない実情を指す言葉だ。公務員削減で 教員ポストも減り、この10年で博士号取得者は半減。「学級崩壊が近い」と嘆く声も出る。 これに対し、イタリアの「学級」規模は約600人。藤井会長によると、イタリアや米国、フィリピンなど
沖縄本島のダム貯水率、止まらない低下 少雨続けば50%割れ…PFAS対策で停止した水源から「取水再開を検討」
佐賀など全国の約5千人が、国や九州電力に玄海原発(東松浦郡玄海町)全4基の操業停止を求めた訴訟の第2回口頭弁論が21日、佐賀地裁(波多江真史裁判長)で開かれた。原告側は、昨年の東京電力福島第1原発事故について「人類史上最大、最悪の環境破壊、産業公害事件」と主張した。 原告側は、原発事故を起こした東電だけではなく、全電力会社に共通する原発の加害構造として(1)国策民営(2)徹底した利潤の追求(… [記事全文]
「ドーン」。昨年3月12日午後、東京電力福島第1原発。免震重要棟2階の 緊急時対策本部にいた広報班長、原子昭洋さん(49)の体が、突き上げるような衝撃で椅子から浮いた。 対策本部に窓はない。「余震か」。何が起きたのか分からない。重要棟から南東300メートルの1号機で水素爆発が起きていた。敷地内の放射線量が跳ね上がった。 「2、3号機でもあり得る。爆発を防ぐ手だてを考えろ」。円卓のすぐ隣に座る吉田昌郎所長(当時)がマイクをつかみ、怒鳴った。2、3号機でも原子炉格納容器内の圧力が上昇していた。「生きて帰れないかもしれない」。現場の誰もが死を覚悟した。 × × × 次々と爆発する原子炉建屋、退避する作業員。原発事故は発生からの5日間、悪化の一途をたどった。事態のさらなる深刻化を食い止めようと、原発にとどまった東電社員2人が1年前を振り返って証言した。 × × × 14日には3
震災と原発事故から1年を前に謝罪に訪れ、佐藤知事(左)と会談する東電の西沢社長(右)=9日、県庁・知事室 東京電力の西沢俊夫社長は9日、福島第1原発事故から11日で1年を迎えるのを前に県庁を訪れ、佐藤雄平知事に「今なお周辺地域の皆さん、福島県の皆さんに大変なご迷惑、ご心配、ご苦労をおかけしている。心よりおわび申しあげる」と謝罪した。 西沢社長は、廃棄物の管理の徹底や人材育成など今後の廃炉に向けた取り組みを説明し「社として果たさなくてはいけない重い役割をもう一度、社員一同、心にしっかりと刻み、真摯(… [記事全文]
東京電力福島第一原発事故の後、文部科学省が、放射性物質の濃度の実測値を基に原発からの放出量を推定する「逆算」に取りかかりながら、担当が原子力安全委員会に移ったとして作業をやめていたことが、同省の内部文書から分かった。安全委が同じ方法による拡散予測を公開したのは、同省が中止した一週間後。同省が続けていればより早く予測が公開され、住民の被ばくを減らせた可能性がある。 昨年三月十九日の同省の「放射… [記事全文]
≪地震・原発関連ニュース-総合一覧≫こちらをクリック 【共同通信】<3・11 文明を問う> ■同じ国民として恥ずかしいという思いが責任感を生み行動を起こす ナショナリズム研究の第一人者で名著「想像の共同体」で知られる政治学者のベネディクト・アンダーソン氏(75)は、源氏物語を愛読し小津安二郎の映画のファンという知日派だ。東日本大震災の被災地支援に駆け付ける日本人に「良質で純粋なナショナリズム」と「将来への希望」を感じると語った。一方で日本の官僚、東京電力の無責任さは「犯罪的」と指弾し、首相を代えても問題は解決しないことを日本人は知る時だと述べた。 ▽自分の国に立腹 ―東日本大震災では多くの人々が被災地支援に駆け付けました。 「なぜ自分の同胞がこんなひどい目に遭うのだろう、なぜ政府は彼らを救えないのか、という思い、つまり同じ国民として恥ずかしいという思いが責任感を生み行動を起こす。ベ
科学少年だったころ、手塚治虫の「鉄腕アトム」の胸に原子炉があることが不思議でした。アトムの小さな体に原子炉が入るとは思えなかった。 原子力から直接エネルギーを取り出せたら画期的でしょう。しかし、原発は核分裂というハイテクと、湯を沸かすというローテクが結合した中途半端なテクノロジー。それが根本的問題です。 福島第1原発の事故後、原子物理学の本を読み込んで、原子力が他のエネルギーと全く異なっていることをあらためて認識した。太陽や地球のマントルは核反応で放射線を出し、大きく見れば自然現象です。ただ、生物は地球の非常に狭くデリケートな「生態圏」に居住している。原子力は生態圏にとっては「外部」の自然現象なのです。 火、石炭、石油、原子力と、人類はエネルギー革命をしてきました。原子力以外は原子核の周りの電子反応でエネルギーを生む。しかし、原子力だけは核を分裂させます。約17億年前にアフリカのウラン鉱床
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