最新の「ひきこもり論」 西村博之,斎藤環,池上正樹
<予もいづれの年よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず…> 中高生の頃から憧れてきた松尾芭蕉が「いつの頃からか、ちぎれ雲が風に誘われるように漂泊の思いがやまない」と『おくのほそ道』に記して旅に出たのは320年余り前のこと。 私も“時の紀行文”を綴っていく準備をしていた12月6日、奇しくも特定秘密保護法が強行採決された。 いま、目の前に広がるのは道なき道だ。これから始まる“僕の細道”も、世界観が変わってしまった時代に、新たな道を作り続けていく作業である。 「特定秘密、保護法反対!」 「採決、反対!」 この日、参院議員会館前では、深夜になっても、多くの人たちが抗議の声を上げていた。 「ただ今、可決されました」 午後11時20分過ぎ、マイクを通して強行採決のニュースが伝わると、辺りは怒りや嘆き、失望に包まれた。 法案に反対が77%を占めるというパブリックコメントを無視し、新聞社の世論調査で
II ソーシャル・キャピタルという新しい概念 ソーシャル・キャピタルという新しい概念の理解を深めるとともに、後段の 調査分析につなげていくため、多様な側面を有するソーシャル・キャピタルの 考え方や論点などを、文献調査1を基に整理した。 1.ソーシャル・キャピタルとは (1)ソーシャル・キャピタルの定義 ソーシャル・キャピタルという概念については依然様々な議論が行われてお り、その明確な定義に関しては、一般的な合意が存在しているというわけでは ない。ここでは、既述のとおり、ソーシャル・キャピタルという概念を社会科 学全般、更には広く一般に普及させ、大きな影響を与えているパットナムの考 え方を中心にみることとする。 パットナムは、 その 1993 年の著書 Making Democracy Work において、ソー シャル・キャピタルを次のように明記した。 人々の協調行動を活 発にすることに
3.「ソーシャル・キャピタル」の定義と要素 (1)定義 「ソーシャル・キャピタル」の定義は実は様々である(図表4)。 図表4「ソーシャル・キャピタル」の定義 しかしながら概ね「信頼」「規範」「ネットワーク」という3つの要素からなり、さらにそれらから得られる「特徴」「能力」「資源」であると理解することができる。 (2)「ソーシャル・キャピタル」の類型 「ソーシャル・キャピタル」はいくつかのタイプに分けて論じられることが多い。そしてこの多様性こそ「ソーシャル・キャピタル」に対する「質の議論」を必要とする背景となっている。 (資料)同前 この中でも、「ソーシャル・キャピタル」の概念を理解する上で最も基本的な分類が、「結合型 briding」と「橋渡し型 bonding」というものである。「結合型」は組織の内部における人と人との同質的な結びつきで、内部で信頼や協力、結束を生むものである。これに対し
1.はじめに 長崎での12歳の中学生によるショッキングな事件のあと、ある雑誌に、増加する少年犯罪の地域差に関し、少年犯罪の専門家による興味深いコメントが紹介されていた。その趣旨は「閉鎖的なコミュニティは開放的なコミュニティよりも少年犯罪の温床となりやすい」というものである。すなわち、閉鎖的なコミュニティにおける均質的で同一的なベクトル(価値観のようなもの)の強い環境では、ある種の「抑制」や「歯止め」がかかりにくく、少年の「欲望や感情」がそのまま「犯罪」に直結する傾向があるのに対し、開放的なコミュニティでは様々な価値観によって「抑制」や「歯止め」がかかるのだ、ということらしい。勿論これは科学的・統計的に検証されたものではなく、一専門家の「感覚」に近いものである。また筆者も犯罪学については全く知見を有しない。しかし、「ソーシャル・キャピタル」を考える上で非常に示唆深い「感覚」であると思うので留
皆さん、「ソーシャル・キャピタル」という言葉をご存知ですか。直訳すれば「社会資本」となり、道路や橋といった社会インフラのことのようです。しかしながら、欧米などでは政治学、法学、経済学そして経営学の分野でここ数年流行語となっている言葉であり、日本では「社会関係資本」と訳されることも多く、上記の一般的な「社会資本」とは一線を画したものです。 パットナムの研究の概観 アメリカの政治学者パットナムによると、「ソーシャル・キャピタル」とは、ネットワーク、規範、信頼などが持つ社会生活上の特徴を示すものです。そしてその特徴とは、共有された目的を追求するために、より効率よく参加者が共に行為することを可能にするという点があげられます(但し、その共有された目的が賞賛されるべき価値を持つかどうかは別問題)。 この概念は、彼の20年間にわたるイタリアの地方分権調査を通して形成されてきたと言えます。 1970年代初
こんにちは、SHIFTBRAINの広報担当です! 昨年中はご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。おかげさまで、設立10周年を迎えた1年間を、年初の意気込み通り、走り抜けることができました。本年もスタッフ一丸となって精進していきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします! 弊社は2003年の設立以来、一歩ずつ階段を登り進め、ようやく社会に求められる会社に成長してきたと感じています。今回は、カルチャーニュースサイトCINRA.NETや、クリエイティブ求人情報サイトCINRA.JOBを手掛けるなど躍進を続ける、株式会社CINRAの代表取締役である杉浦太一さんをお迎えし、弊社代表の加藤琢磨とともに、ベンチャー企業である両社の歩みと未来のビジョンを語っていただきます。 20代の若さで起業したお2人は、いかに今日のCINRAとSHIFTBRAINをつくってきたのでしょうか。めまぐるしく変化す
about tessのTAKUTOと、downy、unkieの青木裕。共に圧倒的なテクニックを誇るギタリストであり、強烈なストイシズムをもった表現者でもある同い年のこの二人、最初の出会いは今から十数年前にさかのぼる。当時はいわゆるポストロックの黎明期であり、TAKUTOはabout tessの前身KULU/KULUとして、青木はdownyとして、近いシーンで活動をし、共演も何度かあったそうだが、実際に二人が言葉を交わしたことはなかったのだという。その後downyが活動を休止し、十年近くの月日が流れた後、共通の知り合いだったギタリストとのセッションで、今度はabout tessのTAKUTO、unkieの青木として再会すると、そこから一気に距離が接近、「良きライバルであり、親友」という関係性を構築していった。 downyが活動を再開し、年末に行われたワンマンライブの興奮も冷めやらぬ中、今度は
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t.A.T.u.が再び解散…関係悪化を理由に でもね。ソチ五輪のプレショーに出演するまでの間、彼女たちはきっとすごくすごく我慢したんだよ。それは以前に比べたらすごい成長だと思うんだ。二人とも頑張ったよ。まあ多分キャンセルしようものなら血を抜かれるレベルの違約金込みの契約だったんだろうなあとか容易に想像できるけど。でも頑張った。きっと頑張った。 - 2/28に首都圏のBOOKOFF同時に閉店しすぎ。 BOOKOFF 喜多見駅前店 BOOKOFF 浮間舟渡駅前店 BOOKOFF 戸越駅前店 BOOKOFF 武蔵野緑町店 BOOKOFF 桜上水駅前店 BOOKOFF 中野野方店 BOOKOFF 木場葛西橋通り店 BOOKOFF 246横浜しらとり台店 FCの会社が潰れるのかと思いきや、全部直営店っぽい。 2013年8月にカウントした時には全国で948店舗あったのが上記が閉店した3/1には857店
無業の状態に陥った若者が、無業期間中にどのような状態、状況であったかを調査しています。どうしても支援機関にアクセスすることができた若者が対象ですのでバイアスがかかってしまうのですが、それでもいろいろな発見があります。今回の調査は3月下旬での公開を目指して、現在まとめ作業に入っています。 そのなかで、無業期間と若者の状況の変化に着目していたところ、「無業期間が3年を越えると、90%以上が”どうしたらいいのかわからない”」状況に追い込まれていることが見えてきました。 「就労・就学に向けて行動しようと思ったきっかけ」の項目において、そこから行動するための手段をお聞きしています。その際、「どうしたらいのかわからない」についての解答と無業期間を図にしたものが以下になります。 【手段1】無業となって最初の6ヶ月から3年の間も70%-80%がどうしたらいいのかわからないでいたことも大変驚きましたが、その
名作ドラマを数多く生み出してきた脚本家の山田太一氏(79)が、東日本大震災を題材にした作品に挑戦した。テレビ朝日系「山田太一ドラマスペシャル 時は立ちどまらない」(22日放送)。震災からまもなく3年。日刊スポーツの取材に、時が過ぎた今だからこそ描くべきものがあると決断したことを明かした。全国児童養護施設協議会などから抗議を受けた日本テレビ系「明日、ママがいない」については配慮の必要もあったと述べた。 山田氏は「時は立ちどまらない」の中で震災で運命が大きく変わった2つの家族の崩壊と再生を描いた。震災後、さまざまなドラマや映画が世に送り出されてきたが、「震災から3年たったから書けた。直後だったら、とても書けなかった」という。時間の経過が背中を押してくれた。昨年5月に被災地を訪れ、取材を重ねた。作品にはある思いを込めた。「どん底も幸福も良くも悪くも立ち止まらない。そのままでいることはない」。 対
誰にも言えない、けれど誰かに言いたい、そんな内緒の悩みやモヤモヤ、しょうもないグチからやりきれないつらさまで、穴を掘ってこっそり叫んでみたい気持ちを発散する、「感情の吹きだまり」……。そんな場所がこのコーナーです。あなたのやるせない気持ちを、安心してブチまけてみませんか? 雨宮まみが聞き手をつとめます。長文の投稿歓迎いたします。 (みもんさん/20代後半の愚痴) わたしはわたしの生きたいように生きて好きなモノをコトをヒトを場所を選択して生きています。とても楽しいです。満ち足りています。恋愛以外は。好きなように生きているのは自己満足です。誰かに肯定してもらいたいならば、そういう目的だったらもっと違う方法で、媚びたり、受けのいい趣味、服装、雰囲気などを作ればいいのですよね。でもそれはやらないし、やりたくない。そんなのは自分じゃない。自分じゃないというか、そういう自分でありたくない。誰かのため自
最近、地方の低学歴だけど、そこそこ幸せな「マイルドヤンキー」が話題 http://b.hatena.ne.jp/entry/diamond.jp/articles/-/48951 なので、自分がツイートした内容を少しまとめてみた。 数週間前に、東京の湾岸マンションを渡り歩く(住まいサーフィンする)「湾岸タワマン空中移動族」が話題になったが、 「タワマン族」と「マイルドヤンキー族」の価値観が真逆な気がしてならない。 ★「マイルド・ヤンキー」という概念が最近出来ている。家族の絆を重視、ネットより口コミ重視。 それなりに出生率高く、東京じゃなく地元志向。 ★東京湾岸タワーマンションの「空中移動族」とマイルドヤンキー族の生き方は真逆。 ヤンキー族はタワマン族の生き方は能力的に出来ない一方、 「タワマン族(とその子供)が逆にマイルドヤンキーになれるか?」といえば、能力的・生理的に「無理」だと思う。
学校が急遽休みになるとき、昔は連絡網に従って電話で知らされたものだが、個人情報保護が叫ばれ、インターネットが当たり前になった現在は、メールや学校のサイトをチェックして確認することが多くなってきた。先日、そんなご時世だからこそできたユーモアたっぷりの“休校連絡動画”を、米国のある学校が制作して学校の公式サイトに掲載し、生徒以外に大勢の人たちまでもが見るほど評判になったそうだ。 この動画は2月12日付でYouTubeに投稿された「Durham Academy Weather Announcement」(//www.youtube.com/watch?v=HhtqjdUi0nw)。米ノースカロライナ州にある、幼稚園から12年生まで約1,000人以上の生徒が通う私立学校ダーラム・アカデミーが投稿したもので、悪天候の影響から翌13日の休校を知らせるために、校長と副校長が動画を作ったという。 最初、真
私は比較的、商品販促においては「攻めの広報」を行ってきた。一方で「広報」は「攻め」ばかりでは成り立たないことを良く知っている。 また、「広報」という仕事を愛するがゆえに、「広報」の仕事を表面的にしか理解していない人の発言を目にすると無性に悲しく、残念な思いになる。 特に下記のような意見が「残念」である。 特に大きな企業だと、インタビューをする際に「広報確認」が必須だったりするんですよね。「インタビューするのはいいですが、まずはできあがった原稿を見せてください。あと画像素材もすべて。広報に確認します」的な。これがライターとしては非常にだるい。先方に何の悪気はなくても、げんなりします。(略)どんだけ警戒しているんですか…と。冷静に考えると、それはインタビューを受ける社員に対しても失礼なわけです。要するに「こいつはまずいことを喋ってしまうかもしれないから、一応広報でも確認しておくか」ということで
「アンネの日記」やその関連図書のページが大量に破られるという被害が昨年から今年にかけ、東京都内の公立図書館で相次いでいる。被害は少なくとも250冊以上になるとみられ、範囲も23区だけでなく市部にも及ぶ。 「アンネの日記」は第二次世界大戦中にオランダでナチスのユダヤ人迫害から逃れるために屋根裏に住んだ少女、アンネ・フランク(1929〜1945)がつづった日記。世界的なベストセラーとなっており、児童書コーナーに置かれているものもあることから、図書館側では警察に被害届を出すなど警戒を強めている。 ハフィントンポストが2月20日現在、確認できただけでも、新宿区、杉並区、豊島区、中野区、練馬区、東久留米市、西東京市の各図書館で、合計250冊以上の本が被害にあったとみられる。いずれも「アンネの日記」やその関連図書などで、本の内部が何十ページにわたって破られるという手口だった。書籍にある特定の記述を狙っ
「EUの大統領に会ってくる」 母の突然の一言には慣れているはずだった。 それでも驚いた。 「??!!」 「ラブレター書いたら返事が来て、 30分もママのために時間をくれるって!!!」 「???????????」 母は日本の田舎の普通のおばちゃんだ。 そんな彼女となぜEUの大統領(欧州理事会議長)に会うのか? 母は6年前から「四国夢中人」という団体を立ち上げ http://muchujin.jp/ (と言っても、母1人でやっているのだが) 四国とヨーロッパをつなぐ活動を行っている。 パリで行われるジャパンエクスポに四国のブースを出展したり、 インバウンド事業としてヨーロッパのメディアなどを呼んで 四国の魅力を伝えるためのツアーを行ったり。 とにかく、旅行会社でも、広告代理店でもなく 全くビジネス経験のないおばちゃん(いまだにキーボードは人差し指一本で押す) 1人でやれるレベルではないことを母
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