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ブックマーク / kaseinoji.hatenablog.com (4)

  • 【追記あり】イ・ラン「神様ごっこ」とミランダ・ジュライ - Playing God by Lee Lang - 未翻訳ブックレビュー

    初出:2016年11月 更新:2018年4月(ライブの感想を追記) 目次 死と哲学についてのエッセイと音楽 神の目線 埋もれる「私」の慰労 【追記】東京でのライブの感想 イ・ラン - 神様ごっこ(Lee Lang - Playing God) 死と哲学についてのエッセイと音楽 韓国のインディー系シンガーソングライターであるイ・ランのアルバム「神様ごっこ」がとてもすばらしい。 2016年の9月に日特別仕様CDが発売された彼女の作には、約70ページのブックレットがついている。CDとどちらがメインか分からなくなりそうだけど、そもそもオリジナルの韓国版にはCDが無く、書籍に音源のダウンロードコードが付いているという形態らしい。日用にわざわざ(仕方なく?)円盤を焼いたようだ。 「死と哲学について考えるレコードを作りたかった」 イ・ランは作をそう説明している。ブックレットでは「ヘル朝鮮」*1の

    【追記あり】イ・ラン「神様ごっこ」とミランダ・ジュライ - Playing God by Lee Lang - 未翻訳ブックレビュー
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    nstrkd 2020/11/30
  • お金より時間より大事なリソース - 21 Lessons for the 21st Century by Yuval Noah Harari - 未翻訳ブックレビュー

    この記事で言いたいこと ユヴァル・ノア・ハラリは、毎日2時間、瞑想するらしい。 アテンション(注意、注目)は、現代で最も希少で重要なリソースだ。 誰もが瞑想したがっているわけじゃないけれど、自分でアテンションをコントロールするのが大事。 目次 ただ、観察せよ("Just Observe") アテンションというリソース 正気という「第三の道」 ただ、観察せよ("Just Observe") 「サピエンス全史」「ホモ・デウス」に続くハラリの著書”21 Lessons for the 21st Century"(21世紀のための21のレッスン)は、移民やナショナリズムなど現代社会の問題について語るだ。 どんなであるかは、私も連載させてもらっている「翻訳書ときどき洋書」に、翻訳者の倉田幸信さんの記事が既に出ているのでぜひご覧いただきたい。 そして、このエッセイ集(と、呼んでしまおう)の最終章を

    お金より時間より大事なリソース - 21 Lessons for the 21st Century by Yuval Noah Harari - 未翻訳ブックレビュー
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    nstrkd 2020/08/21
  • 寝なくて平気は自覚がないだけ - Why We Sleep by Matthew Walker - 未翻訳ブックレビュー

    わかっちゃいるけど寝てられない。 そんな人が読むべき。 神経科学者で心理学者のマシュー・ウォーカーによる書"Why We Sleep"は、睡眠の重要性を詳述する。睡眠不足は認知能力の低下を招くだけでなく、肥満や高血圧から免疫不全や癌まで健康上のリスクを増大させる。 重要なポイントとして、睡眠不足の悪影響は、単なる統計的な相関関係ではなく、具体的な因果関係で語れるようになってきている。これはMRIをはじめとする脳活動の測定技術がもたらした進歩だ。「n時間未満しか寝てない人はこの病気にかかる人が多い」ではなく、「n時間未満しか寝てない人は、脳のこの働きが抑制され、それがこの病気の原因と考えられる物質を脳に蓄積させる」といった因果関係に迫りつつある。 「脳のこの働き」と書いたけれど、寝ているときに脳と体はまさに働いて仕事をしている。睡眠とは覚醒の不在ではない。ウォーカーは「睡眠を8時間取るべ

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    nstrkd 2018/04/29
  • 【抄訳と雑感】ゼイディー・スミスがSNSを遠ざける理由 - 未翻訳ブックレビュー

    小ネタ記事。 英国の作家ゼイディー・スミスがソーシャルメディアについて語った英ガーディアン誌の記事を抄訳した。管理人の雑感付き。短いので、気に入ったらぜひ原記事も読んでいただきたい。ではどうぞ。 抄訳 ゼイディー・スミス、ソーシャルメディアの使用は執筆活動を脅かすと語る ツイッターやインスタグラムを避けることは、彼女の「間違ってもいい権利」(right to be wrong)を守る。小説家はインタビューでそう語る。それは、瞬間的な公の反応によって抑圧されてしまう権利だ。 ※太字化は管理人によるもの ゼイディー・スミスは、ソーシャルメディアを遠ざけることが、他人の反応を気にせず「間違ってもいい権利」をいかに自分に与えているかを語った。彼女は言う。もし作品への読者の反応を知ったら、自分は書くことができないだろうと。 ニューヨーカー誌のライターであるJia Tolentinoとの公開イベントの

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    nstrkd 2017/09/23
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