私は、教育系の本を読むときは、まずは、エビデンスの有無をチェックします。エビデンスがあれば良し、なければ、個人の経験で書かれているという前提で謙虚かつロジカルに書かれているかどうかをチェックします。個人の経験談にも関わらず、断言していたり、筋が通ってなかったりすると、怪しい著者枠に入れます。 ところで、以下の文章は「受験のプロ」と言われる松永暢史さんの本からの一節になります。 文豪といわれる作家の作品や、読み込んだ形跡のある文学全集が並んでいる家庭では、お子さんの指導にそう苦労することはありません。しかし、やけに本棚がカラフルで、「!」マークの多い背表紙が並んでいるのを見ると、教育熱心かもしれないが、何らかの情報に踊らされて、子どもに無理やり勉強させている可能性がよぎります。そして、その予想が大きく外れたことはありません。 (太字は原著通り) 私は、ここを読んで、「文豪の作品とか文学全集を