【北京共同】中国の最高人民検察院(最高検)の張軍検察長(検事総長)は12日、北京で開会中の全国人民代表大会(全人代=国会)で活動報告を行い、「暴力テロ、民族の分裂や極端な宗教活動を断固として打倒する」と述べ、少数民族ウイグル族らに対する取り締まりを強化していく決意を表明した。 中国新疆ウイグル自治区では多数のウイグル族らが当局に拘束され、抑圧的な統治への不満がくすぶっている。張氏は「新疆でのテロとの闘いや治安維持は煩雑さを増している」と強調した。 また昨年1年間に収賄や横領などで立件した汚職官僚は1万6092人に上ったと発表した。