奈良県橿原市内膳(ないぜん)町5丁目の近鉄大和八木駅で30日早朝、駅員が自動改札機8台の電源を入れ忘れたため、15人が始発電車に乗れなかった。同社が30日発表した。 同社によると、同日午前5時10分ごろ、乗客から「改札機の通路表示が『×』のままになっている」と申し出があり、駅員が入れ忘れに気づいた。改札機の外で待っていた15人に謝罪して電源を入れたが、午前5時9分発の同駅発大阪上本町行き普通電車に間に合わず、後続の電車に乗ってもらったという。 乗客らは「台風の影響で電車が動かない」と思い込み、駅員側も「改札機付近のテレビで台風情報を確認するため立ち止まっている」と勘違いしたため、電源の入れ忘れにすぐに気づかなかったらしい。