低価格が売り物だったすしチェーンが、高級路線に動き始めた。単価の高いメニューや高級感を演出した新型店舗が登場。「アベノミクス」効果で、高級品を求める消費者が増えつつあることに対応する。 【やられた!】高額な本マグロが一気に劣勢に… 「誇り」を捨てる局面も必要か 持ち帰りすし大手の小僧寿しが26日に東京・御徒町にオープンした新業態「築地 鉢巻太助」のコンセプトは、“プチぜいたくに浸れる立ち食いすし”だ。黒を基調に高級感のある店構えを採用。「極鮮 本鮪(まぐろ)三種」(620円)や「クレイジーサーモンステーキ炙(あぶ)り握り」(1貫380円)などバラエティーに富んだ独自メニューをそろえた。2、3年後に首都圏を中心に50店舗まで拡大するという。 回転すしチェーン大手のあきんどスシローも16日から一部店舗で1皿189円メニューの本格販売をスタート。8月に全店舗(約350店舗)に広げる。同社は「