鹿児島県の桜島の噴煙が、関東から近畿地方にかけて微小粒子状物質「PM2・5」の濃度を上昇させるケースがあるという研究を、気象庁気象研究所がまとめた。19日から仙台市で始まる日本気象学会で発表する。 7月上旬、関東から近畿にかけ、PM2・5の濃度が1立方メートルあたり約100〜50マイクロ・グラムと、国の環境基準(同35マイクロ・グラム以下)を上回ったことがあった。気象研究所の田中泰宙主任研究官らが、この時期の大気の様子などを調べた。 米航空宇宙局(NASA)の人工衛星の画像を解析すると、九州から本州の太平洋沿岸に微粒子を含んだ空気が多く流れていた。一方、中国から汚れた大気が流れた形跡はなかった。 そこで、噴火活動が活発化していた桜島の噴煙がどのように流れたかをコンピューターで想定したところ、PM2・5の濃度が実際の観測結果とほぼ一致したという。 田中主任研究官は「PM2・5について
産経新聞社とFNNの合同世論調査では、来年4月から消費税率を8%に引き上げることについて52・2%が支持していた。一方で、平成27年10月の10%への引き上げに対しては65・6%が「反対」と回答。前回調査(10月5、6両日実施)よりも2・7ポイント増えていた。10%にする際に生活必需品の消費税率を低く抑える軽減税率を「導入すべきだ」とした人は80・9%に達した。 そうした背景には、国民の多くは先行きの不透明感が拭いきれないでいることがありそうだ。 安倍晋三首相が進める経済政策「アベノミクス」によって株価や有効求人倍率などの経済指標は改善してきているが、「景気回復を実感していない」と回答したのは相変わらず81・0%と高い水準で推移している。アベノミクスの成果が国民に行き渡っていない状況を裏打ちした格好だ。 政府は今後、消費税率の引き上げに伴い、景気の腰折れを防ぐための5兆円規模の経済対策を実
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