あれは忘れもしない十数年前のいつだったかな、季節は不明。 仕事の関係上、何台か携帯を持っていた私は携帯電話の解約をするため、ボーダーフォン(現AU?)のお店に行った。 ラッキーなことに、私と同じくらいの年の可愛い店員さんだった。時間帯がよかったのか他に店員さんの姿はなく、なんとかお近づきになれないかと私は思っていた。 私は携帯電話の解約をしたい旨を伝えた。可愛い店員さんは解約の手続きを始めパソコンを操作しながらこう言った。 店員「端末をお借りしてもよろしいでしょうか?」 そう店員さんい言われ、私はズボンのポケットから携帯を取り出し、店員さんと対面している真っ白い綺麗なテーブルの上に携帯を置いた。 そこで悲劇は起きた。 解約する携帯電話の数センチ横に、1本の『ちぢれた毛』があったのだ。 私が携帯を出す時、ポケットに紛れていた毛なのだろうか。それとも可愛い店員さんの物だろうか。頭の中を疑問が駆