パパ聞きはリアルかどうか、といった時の「リアル」という言葉、これには捉え方の違いがあり、分けて考えないと議論が平行線になる。 本記事の結論を先取りすれば、この作品は受け手に何を伝えたいのか、また、伝え方が悪いのではないか、という点がもっと議論されるべきだということです。 本記事タイトルの「リアルすぎる」とは、キャラクターの言動の描かれ方やストーリー展開を見て「リアルすぎる」としています。このリアルさは、私が確かに感じたもので、嘘はありません。しかし人によっては、リアルではないという意見もある。 この噛みあわなさは一体何なのか。 もちろん受け取り方の違いなんでしょうが、本質には、この作品が「何を意図して作られているのか」「誰に向けて作られているのか」「どんなメッセージを伝えようとしているのか」という部分の、受け取り方の違いなんだと思います。 つまりこの作品を「萌え作品」として受け取っている人