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2019年1月11日のブックマーク (2件)

  • 版画展開催記念 「“文学少女”番外SS~ぼくと“文学少女”な奥さんの食卓事情」|野村美月|note

    朝の光に香る菫の花のような笑顔で、彼女は「誓います」と答えた。 「では、誓いの口づけを」 甘い唇が重なって、みんなのひやかしの声や祝福の拍手の中、“文学少女”な先輩で編集者で恋人な彼女は、井上遠子【いのうえ とおこ】になりぼくの奥さんになった。 そんなこんなで半年。 春。 《ぼくらの卓 其の一》「心葉【このは】くん、今日は鰆【さわら】の木の芽【このめ】味噌焼きと、あさりと菜の花の茶碗蒸しよ。お吸い物はわらびにしてみたの。四季の歌と恋の歌をたっぷりつめこんだ『古今和歌集』みたいに、優雅で繊細な春の歌ならぬ春の材シリーズよ」 どうぞめしあがれと、綺麗に並べられた夕飯の向こうから、清楚な瞳をきらきらさせて見つめてくる。校了明けの遠子さんは、それまで家事をサボっていた分を挽回しようとするように、気合いを入れて料理を作る。 遠子さん自身はのページや紙に書かれた文字をべて生きている妖怪――いや

    版画展開催記念 「“文学少女”番外SS~ぼくと“文学少女”な奥さんの食卓事情」|野村美月|note
  • #2018年ボカロ10選 後記 - しろばなさんかく

    twitter.com ①感傷マゾヒスト / cosMo@暴走P ヒッキーPがボーカロイド音楽の世界2017のコラムで初音ミク10周年を祝った旧世代と無視した新世代との対照性に触れた後、2018年のボカロシーンにおいても両者の違いは歴然としており、むしろその差異がより分かりやすく提示されていたようにも思えます。即ち、ボカロシーンが築き上げてきた文脈にあくまで拘り続ける旧世代と、それを飛び越えていく新世代、という構図がいまや決定的になったようにも感じるのです。 前者のボーカロイド観は「メゾン初音」などの作品に顕著で、時代が変わっても変わらぬ思い…つまりは黎明期に皆でつくり上げてきた初音ミクのイメージ、みんなの歌姫、創作の輪の象徴としての役割を彼女に担い続けて欲しいという思いが支柱になっています。しかし一方で初音ミクの登場から11年も経っていながら未だに彼女への感謝と信仰告白を止める事が出来ず

    #2018年ボカロ10選 後記 - しろばなさんかく