麗奈ヒロイン「夕凪の街 桜の国」映画化 2006年08月08日 広島の原爆投下の悲劇を新しい視点から描いたコミック「夕凪の街 桜の国」が映画化され、田中麗奈(26)が主演を務めることが7日、分かった。原作は原爆の非人間性を平凡な人々の日常を通じて浮かび上がらせた手法が絶賛され、各賞を受賞し、海外で翻訳版も出版された話題作。ほれ込んだ田中が出演を熱望した。佐々部清監督がメガホンをとり、来夏公開予定。 映画「夕凪の街 桜の国」は、広島で被爆した家族の10年後を描く「夕凪の街」と、その子供として生きるヒロインが自分のルーツを見つめ直す「桜の国」で構成する。田中は、父親の家族の被爆を知らずに育った女性を演じる。ある日、不可解な行動をとる父親を追いかけてたどり着いた広島で、無関係と思っていた原爆投下の悲劇が自分の人生に大きく関係していたことを知る。後遺症で恋愛に対して悩みを抱え、生き残ったことにすら