発売前や発表されたばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第201回目は『To Ash』をピックアップする。本作は「RPGツクールMV」を使用して開発されているオーソドックスなロールプレイングゲームだ。デフォルトの素材を多用したよくあるRPGツクール作品に見えるが、本作は主人公のレベルが年と共に下がっていくユニークな”老後RPG”として開発が進められている。 開発者のKyle Ballentine氏によれば、『To Ash』の主人公「ディミトリ(Dimitri)」は、ゲーム序盤からすでに強力なステータスと様々なスキルを有している勇猛な戦士だという。しかしディミトリは死期が迫りつつある老齢の人物でもあり、彼はゲームの進行と共に年を取ってスキルを失い、徐々に”弱体化”していく。まさに「灰へ(To Ash)」。若者が旅に出て経