東武鉄道は2017年春から、新型特急車両「500系」を導入し、東京から会津鉄道会津田島駅(南会津町)までの直通運転を始める。利便性が向上し、会津地方の観光振興に期待がかかる。 500系は東武浅草駅から野岩鉄道と会津鉄道を経由し、会津田島駅まで約190キロを結ぶ。3両ずつの編成を連結して運行できるのが特徴で、複数の出発地・目的地を結ぶことも可能になる。 外観と内装は、フェラーリなどの高級スポーツカーのデザイナーとして知られる奥山清行さんが手がけた。天井は隅田川や鬼怒川をイメージした流線型で、「江戸紫」色の座席を配すなど、車内は落ち着きのある雰囲気を醸し出す。車両の揺れを抑える装置や、外国人観光客ら向けに公衆無線LAN「Wi−Fi(ワイファイ)」も備え、快適な車内環境を提供する。 この記事は有料記事です。 残り309文字(全文652文字)