1点リードで迎えた後半44分。横浜Mはカウンターから中村がゴール前に迫る。軽やかなフェイントから1度、2度と切り返し、最後は左足で鮮やかにネットを揺らした。3連勝を決定付ける2点目。中村は誇らしげにサポーターの方へ駆け寄り胸を張った。 過去5試合で挙げた4勝は、すべて1点差での白星。しぶとく勝利を手にする試合巧者ぶりを、この日も発揮した。F東京と互いに攻めあぐねる中、前半31分に流れるような展開から兵藤が先制点。蒸し暑さが残る中、その後は無理には攻めにいかず、引き気味にしてF東京を網にかけた。 「今は攻める時、今は守る時と、全員が共通理解を持っている」(中村)。守勢に回りながら、機を見ての速攻で追加点を挙げたのはその証明だ。中沢、栗原ら守備陣も最後まで集中力を切らさず、8試合ぶりの無失点で試合を締めた。 広島が引き分けたため、第7節以来の首位に立った。樋口監督は「ゼロに抑え、2点目を取って
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