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ブックマーク / agora-web.jp (10)

  • ドイツの大転換の大失敗

    混迷と悪あがき ロシアウクライナ侵攻後、ドイツの過去10年に亘るエネルギー政策「エネルギーヴェンデ(大転換)」が大失敗したことが明々自白になった。大転換の柱は、脱原発と脱石炭(褐炭)である。原発と褐炭を代替するはずだったロシア産天然ガスは、ノルドストリーム2の事実上の永久停止に加えてノルドストリーム1の供給量が2割に削減されたことによって、今や見通しが全く無い。 このようなここ半年の状況にもかかわらず、2011年時点で決めた原子力を全廃するという政策を転換することはなかった。福島第一原子力発電所の事故を受けて、2011年6月30日に、ドイツ連邦議会は2022年12月31日までに、当時17基あった原発を全廃すると決定したのであった。 現在、ドイツでは今もって稼働している3基の原子力発電所を運転延長するかどうかが問われている。 ドイツ連邦政府の経済省は7月18日に、「ロシアからのガス供給停止

    ドイツの大転換の大失敗
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    nurse 2022/08/01
  • 「二番じゃダメなんですか?」で変わった人生

    ども宇佐美です。 私は蓮舫氏が嫌いです。どれくらい嫌いかというとテレビなどで蓮舫氏が映るとその瞬間にテレビを消すくらいには嫌いです。 もはや憎悪に近い感情を持っており、人生でこれほど他人にネガティブな感情をもったことはありませんでした。 なので今回の一連の二重国籍騒ぎで蓮舫氏の対応が右往左往して炎上した時は、正直心が晴れましたし、また、「二重国籍は法的に問題がない」との議論が沸き起こると、その批判を封じるために「二重国籍は法的に推奨されないまでも絶対的に否定されるものではないが、日は移民の国である米国や国際的な文化的集合体であるEUに所属している国家と背景がことなる島国で、99%以上の国民は単一国籍であること考えると国民の代表たる政治家は国民の大多数と同じ立場に立つべきではないか」という趣旨の意見をブログに書きました。これは実際私の嘘偽りない考えで、我が国の国籍法の趣旨にもかなっている意

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    nurse 2016/09/14
  • 河野太郎議員の電力システム改革論への疑問・その3

    澤昭裕 国際環境経済研究所所長 (IEEI版)(その1)(その2) 連系線の運用容量問題への河野氏の疑問 2014年6月11日付河野太郎議員ブログ記事「いよいよ電力の自由化へ」に下記のようなことが書いてある。 ○日国内の電力会社間の連系線の容量を見ていると不思議なことがある。 ○東北電力と東京電力間の連系線は1262万kWの容量があるはずだが、東京から東北へ電力を送る運用容量は120万kWと、その10分の1に制約されている。しかし、専門家によれば、この運用容量を超える運用が行われているという。 ○中国電力と九州電力の間の関門連系線の容量も556万kWなのだが、中国電力(原文では、四国電力となっていたが、間違いと思われるので、筆者の判断で修正した。)から九州電力へ送電する際の運用容量は30万kWと10分の1以下に抑えられている。しかし、九州電力の新大分火力発電所がダウンした時には中国電力か

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    nurse 2014/09/19
  • ネット選挙解禁になって投票率が100%になっても、投票に行くダケでは若者の声は反映されない

    総選挙も投票日まであと1週間を切った。 ネット上では、「インターネット選挙解禁」などが騒がれ、あたかもネット選挙が解禁しないから日政治がおかしくなるかのようにも聞こえるが、問題の質はもちろんそんなところにはない。 SNSをはじめとしたインターネットによるデモクラシーの構築については、大きな可能性があり、また別に書くことにするが、少なくとも若者は、投票ダケではなく、どう政治力を高めて政治に声を聞かせるかという意識をしなければならない。 まず、事実として数字の上では、仮に若者の投票率が100%になっても投票者の数は高齢者の声とほとんど変わらない。 高齢者の声が過度に反映されるシルバー・デモクラシーの現状を共有してもらうために、世代別の人口割合と投票者割合を比較してみる。 若者を0歳から30代まで、高齢者を60歳以上と定義した場合、人口で見ると、高齢者の割合は31.2%にしか満たないのに対

    ネット選挙解禁になって投票率が100%になっても、投票に行くダケでは若者の声は反映されない
  • インフレ率の上昇で実質成長率は高まるか

    新政権誕生でデフレ脱却に向けた政策に注目が集まる中、「インフレ率の上昇で国民生活が豊かになる」という幻想が一部に漂っているのが少々気になる。 個人的にはデフレは望ましくないと考えているが、かつてのコラム「消費増税法案:「景気条項」設定に「GDP成長率」は適切でない」でも説明したように、一国の当の豊かさの向上を表すのは「名目GDP成長率」でなく、「実質GDP成長率」である。 このため、「インフレ率の上昇で国民生活が豊かになる」とは、「インフレ率の上昇で実質GDP成長率が上昇する」ことを意味する。 これは「インフレ率の上昇→実質GDP成長率の上昇」という「因果関係」があることを主張するが、そもそも、「インフレ率」と「実質GDP成長率」という変数の間に「相関関係」は存在するだろうか(注:相関は因果を含意しないものの、相関関係は因果関係の必要条件の1つである)。 以下の図表は、OECD(経済協力

    インフレ率の上昇で実質成長率は高まるか
  • エネルギー問題の本質は何か?  : アゴラ - ライブドアブログ

    OPINION エネルギー問題の質は何か?  池田先生の記事:「資源の物理的制約は質的な問題ではない」は、質的なボトルネックは特定の資源の絶対量ではなく、それを効率的に配分し公正に分配する政治の問題だとしています。  しかし、失礼ながら問題の質は、資源の絶対量ではなく、資源産出のエネルギー効率(EPR)の低下(=エントロピーの増加)であると考えられます。  資源問題の質はコスト まず、池田先生が仰る「資源価格が上がると、供給できる資源量が増える」というのは全く正しいことなのですが、これで問題は解決するわけではありません。  これを理解するために、次のたとえ話を考えましょう。 ある村では、畑で小麦を作り自給自足しています。ところが、土地が痩せてきて、小麦の収穫量が半分になってしまいました。 そこで、村人は収穫量が半分しか期待できない荒地を開墾して、畑の面積を倍にして、かつ

  • 核のゴミ、対策を考える時間はたっぷりある--NHK特集への疑問 : アゴラ - ライブドアブログ

    GEPR 核のゴミ、対策を考える時間はたっぷりある--NHK特集への疑問 NHKスペシャルで流れた福島原発事故の映像、原子炉建屋に使用済核燃料が保管され一時的にその溶融の危険が指摘された。 「解決できない」問題なのか NHKスペシャル「核のゴミはどこへ--検証・使用済核燃料」が2月10日放送された。事実の間違いは一見したところなかったが、省略された重要論点が多くあった。エネルギー問題を知る人間が見ると、原発批判に傾いた編集だ。 この番組は放射性廃棄物問題について「解決はほぼ不可能」「結論を出さなければ原発を使うべきではない」というメッセージを出した。ほぼ不可能であるなら「原発を止める」という結論しかなくなる。 この記事ではエネルギーの専門家が共通して抱くであろう番組への疑問を、簡単に整理して紹介したい。そして番組の論評によって、ここで示されたような世間に広がるステレオタイプの考えに

  • 現実的な「原子力ゼロ」シナリオの検討-石炭・LNGシフトへの困難な道のり

    アゴラ研究所フェロー 石井孝明(GEPR版) はじめに・「知のフリーライダー」の代わりに考える 内閣府のエネルギー・環境会議が出した「選択肢」を見て、少しでもエネルギーを知るものは誰もがあきれるだろう。稚拙すぎるのだ。そこで国民の3つの選択肢の一つとして「原発ゼロ」が示されている。 しかし、それをどのように実現するのか。説得力のある対案は、民間からも政府からも出ていない。「節電」「自然エネルギー普及」が答えと簡単なことなら誰でも言える。また「原発ゼロ」を感情的に主張することもたやすい。しかしその先にある具体策への考察がない。何も考えず、他人任せにする「知のフリーライダー」ばかりなのだ。 筆者は原発ゼロを愚行と考えるが、その姿を明確にしなければ、コストもリスクも分からない。そのためにシナリオの構想を試みに行う。 しかし、この考察は広範な議論と検証が必要で、多くの「仮定」が重なることになる。今

    現実的な「原子力ゼロ」シナリオの検討-石炭・LNGシフトへの困難な道のり
  • 「頑張らなければいけない」空気に、人が組織で取り囲まれる怖さ-渡辺美樹氏、木村剛氏を観察した私の経験から : アゴラ - ライブドアブログ

    OPINION 「頑張らなければいけない」空気に、人が組織で取り囲まれる怖さ-渡辺美樹氏、木村剛氏を観察した私の経験から / 記事一覧 ワタミ、素晴らしい会社だと思うが…ー出来すぎるトップの功罪 もう旧聞に属する話かもしれないが、ワタミグループで、長時間勤務を繰り返した26歳の女性社員が08年に自殺した問題で、今年2月に過労による労災認定が下りた。とても気の毒な話で、亡くなった女性に心から哀悼の気持ちを表明したい。 ワタミの創業者で現会長の渡辺美樹氏の以下のツイッターが事件に波紋を広げた。 「社員の幸せ」「労務管理できていなかったとの認識はない」という表現に戸惑った。この事件の細かな事実関係を私は報道以上に知らない。渡辺氏は誠実な方なのだろうが、このツイートは残念だった。 ただし、こうした悲劇が渡辺氏の周囲に起こりやすい状況であったとは、推測できる。私は渡辺氏には2度、記者として取

  • 携帯電話におけるSIMロック論争 - 松本徹三

    今年の1月から半信半疑でTwitterをやり始めましたが、多くの人達と同様、やり始めると癖になり、その上、効能も大きいことが分かりました。実名でTweetしていますが、特に宣伝はしていないのに、3ヶ月を経ずしてFollowerは5,460人を超えました。140字の制限があるおかげで、メッセージがついつい長くなることへの自省が働く為、ちょっとした待ち時間を利用しての、自分なりの「気晴らし」にもなっています。 しかし、軽く書いたコメントに賛否両論が生じ、文字数を気にせずに詳しく説明をせねばならなくなる羽目になることもあります。いや、もう少し前向きに考えるなら、即座に反論がきたり、これまで盲点になっていたことを教えられたりするので、Blogレベルで筋道を立てた議論をする為の「良い刺激」にもなります。 そういうわけで、今回は、携帯通信事業会社に勤務している私の専門分野について、アゴラの場を借りて、

    携帯電話におけるSIMロック論争 - 松本徹三
    nurse
    nurse 2010/03/29
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