2011年04月21日23:18 カテゴリ富野関連映画・小説 『「ガンダム」の家族論』を読んで 4月15日に富野由悠季氏の著作『「ガンダム」の家族論』が発売されました。 今回はその感想を書いてみようと思います。 まず「ガンダム」の家族論とタイトルには書かれていますが、 正確には「富野由悠季」の家族論と言ったほうが正しい内容でした。 そのタイトルだと買う人が限られるでしょうけど。 とはいえ、決して限られたファンのみが楽しめる本ではなく、 ガンダムを見て育った世代に向けた富野氏なりの提言が詰まっているので、 いろいろな人に手に取ってもらうには、適切なタイトルなのかなとも思います。 新書らしい書き方を意識したのか、 一つのテーマにつき3〜4ページ程度で話がまとめられており、 通勤・通学の電車などの短い時間でも容易に読み進めることができます。 いくつかの章では、自ら手掛けた作品をもとに家族について