能登半島地震で壊滅的な被害を受けた石川県輪島市の避難所に、宮城県気仙沼市から「トイレトレーラー」が到着した。お笑いコンビ「サンドウィッチマン」が同市に寄贈した車両で、実際の被災地で使われるのは初めて。断水中のトイレ確保は、被災地共通の課題。気仙沼市は「東日本大震災では全国から助けていただいた。その恩を少しでも返したい」としている。 トレーラーが着いたのは、約300人が避難している輪島市立鳳至(ふげし)小学校。避難所の運営担当者によると、仮設トイレを5基設置しているが、段差があって高齢者らには使いづらい。臭いなど衛生面でも懸念があるという。