玖足手帖 - 新劇場版の加持リョウジの役割
ヱヴァンゲリヲン新劇場版 REBUILD OF EVANGELIONについて僕がミサトさんがリリスの存在を知って職業人としてシンジ君を励ます役をしてるるということを書いたら、加持リョウジの立場がなくなるんじゃないか？といわれたんだが。 加持さんは唯一の大人の役を押し付けられるよーな人じゃないんじゃね？ 旧作新世紀エヴァンゲリオンの加持さんは碇シンジにメッセージを送って葛城ミサトに情報を送る程度の役割で、実際ネルフ内での仕事はちょろちょろとかぎまわった挙句に消されただけで、いまいち消化不良。 特殊監査部という仕事も不透明だし描写不足だった。発令所に居ても手持ち無沙汰だったし。 つーわけで、もっと謎のスパイ分を強調して、大人の役割とか情報伝達役という足かせを取り去って、ジェームス・ボンドみたいな自由でカッコいいヒーローとして描いてくれるとおもしれーなーと思うんだが、いかが？ おなじ山寺宏一氏の
女性管理職が動かす新しい組織モデル - 玖足手帖-アニメブログ-
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20070903/1188752969 ↑で書いたが、 アニメ作品内での主人公の立ち位置の問題を描くのと同時平行して、 葛城ミサトが今回の新劇場版において篠原涼子的30代女性管理職として描かれるように微妙に改変されている。 これは、アニメ主人公だけでなく、F1ドラマ層への波及力を持たせようとした試みだと考えられる。 安野モヨコとの結婚も大きな影響だと思われ。 当時エヴァにはまった同人女性をまた呼び戻す共感材料でもある。 それはそうだが、ここもまた、単純に女性に共感されるハヤリのドラマのフォーマットを盛り込んだだけに留まっていない。 あまり見てないので大きなことは言えないが、ショムニ、ハケンの品格、肩ごしの恋人などを見ると、女性でありながら男性化した女性が描かれてるし、女性のキャリア化は男性化であった。 それで、男性以上に働い
ネタバレ・ヱヴァンゲリヲンに見る新入社員教育と決断主義のネクスト - 玖足手帖-アニメブログ-
作品本体に関しての感想はこちら↓ ネタバレ地獄新世紀エヴァンゲリオン感想 - 玖足手帖-アニメ&創作- ヱヴァンゲリヲン新劇場版 REBUILD OF EVANGELIONで描かれたネルフの態度とシンジの心。 何が良いって、順を追って人間関係が動いている所。 一番分かりやすく注目できたのは葛城ミサト二佐であります。 （その分、鈴原トウジと相田ケンスケが簡単にいい人になってしまっていたが、尺の都合か） 僕はシンジ君の年齢でエヴァを見て、今はミサトさんのほうに近い歳になってしまったのだが、両方の気分が分かるようになった。 これは仕事をもっている「大人」と、これから世に出るすべての「少年」の両方に観てほしい映画です。思わず涙がにじみました。 http://hikawa.cocolog-nifty.com/data/2007/08/10_b7ff.html という氷川竜介先生の言う事は正しいなあ。
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