社内勉強会向け

Cline を使い始めて2ヶ月ぐらい経った。 自分の直感として、Cline は真のイノベーションの入口であり、そして開けてはいけないパンドラの箱でもあったと思う。 ここでいう Cline は Cline型コーディングエージェントであり、広義には Devin / Cursor や Copilot Agent 等を含む話。だが、後述するように Cline でしか見えない世界がある。 その先の未来に、プログラマとしての自分はフルベットする、という話をする。 私たちが知っているプログラミングの終焉 大事なことは次の記事に全部書いてある。まずこれを読んでほしい。 (Google翻訳) Steve Yegge 氏は、置き換えられるのはジュニアおよび中級レベルのプログラマーではなく、新しいプログラミング ツールやパラダイムを受け入れず過去に固執するプログラマーであると指摘しています。 <略> これはプロ
物騒な世の中です。皆様お気をつけください。 3行でまとめ 自作の OSS、fujiwara/apprun-cli のマルウェア入り偽物を作られて GitHub で公開されました 偽物には大量の新規アカウントがスターを付けていたため、検索でオリジナルのものより上位に表示される状態でした GitHub に通報したところ、偽物を作ったアカウントはbanされたようです 経緯 2024年末に、さくらのAppRun用デプロイツール apprun-cli という OSS を公開しました。 github.com 2025年2月10日 12時過ぎのこと、謎の人物が X で apprun-cli を宣伝しているのを見つけました。 どう見ても自分の物と同じ(コピー)なのですが、妙にスターが多い。リポジトリをのぞいてみると、fork ではなくコードがすべて commit 履歴を引き継がない状態でコピーされ、スター
2025年1月20日、DeepSeekが推論モデルの「DeepSeek-R1-Zero」と「DeepSeek-R1」をMITライセンスの下でオープンソースとして公開しました。「R1」のトレーニングコストはOpenAIの推論モデル「o1」の約3%程度だとも伝えられたために、AIの開発に対する業界の見方を大きく変えたこのモデルについて、Apple、Microsoft、Automatticでの勤務経験があるアナリストのベン・トンプソン氏が解説しました。 DeepSeek FAQ – Stratechery by Ben Thompson https://stratechery.com/2025/deepseek-faq/ 17 Thoughts About the Big DeepSeek Selloff - Bloomberg https://www.bloomberg.com/news/ne
2023年、生成AIへの注目度が一気に上がったとき、「AIに人間の仕事が奪われるのでは?」という議論がウェブ制作界隈でも巻き起こった。 その後、「AIは仕事を楽にしてくれるもの」「AIは人間の仕事を奪わない」という考えが主流となり、一旦は落ち着いているように思う。 あくまでSNSで観測している範囲だが、ウェブ制作界隈は生成AIに対する発信が少なく、他分野と比べてあまり強い関心を持っていないようにも見える。特にデザイナーの関心が低く、当社内でもエンジニアとライターは積極的に生成AIを使っている一方で、デザイナーの生成AI活用は緩やかである。 それだけデザイナーの業務は複雑性が高く今の生成AIでは対処しにくい、ということでもあるのだろう。また、デザイナーの職業選択動機やこれまで培ってきた努力を根こそぎ否定しかねない存在だから真剣に向き合いたくないという緩やかな抵抗感、意外と保守的で価値観や手法
PCを新調したのを期に、ターミナルの環境をiTerm2+tmuxをWezTermに移行した。とくに不満はなかったのだけど、iTerm2の設定をぽちぽちする*1ことを考えるとこれ数年おきにやるのか……と思ってしまったので心機一転、設定をLuaで管理できるというWezTermを使ってみることにした。 偶然以下の記事を見ていたのが大きい。設定も基本これをぱくった。 Okay, I really like WezTerm | Alex Plescan いいところ Luaで設定できる。別にLuaが書きたいわけではなくてVCSで管理できるのがよい。 WezTerm単体で、キーボードのみで文字列選択・コピーができる(Copy Mode)。これまではこの用途にtmuxを使っていたのでシンプルになってうれしい。 さらに、コピーしたいところまでカーソルを動かさなくていい Quick Select というモード
概要 本文章は、一般社団法人PyCon JP Associationが主催したPyCon APAC 2023の開催に際し、そのプロポーザル選考過程において行われていた不正行為の告発を目的とするものです。 本文章が対象とする読者は技術者、及び、公衆です。技術者は技術『愛好家』との付き合い方について一考をするべきであり、公衆は「専門家ではないにも関わらず技術の専門家のフリをする不正な愛好家」に対して無自覚であるべきではない、という警鐘を鳴らすため、並びに、一般社団法人PyCon JP Associationの公衆に対する不正を告発するため、本文章を公開します。 本文章は、Qiitaが目指す、学びのある情報を技術者に共有することで、よりよい技術者コミュニティの形成を目指す内容であるため、Qiitaのガイドラインに沿った形式でQiita.com上で公開します。 告発する内容 PyCon APAC
はじめに 郵便番号とは、当たり前に都道府県・市区町村が特定できるものだと、 そのための識別コードが郵便番号である、とすら思い込んでいました。 そんな思い込みのもと、郵便番号から都道府県を割り出すコードを書き終わってから、 「複数の都道府県にまたがる郵便番号」の存在に気付いた人がここにいたので、備忘録です。 やりたかったこと 郵便番号から都道府県を割り出したい ユーザが47都道府県を、任意にグループ分けできる機能がある。 注文の送り先都道府県がどのグループに属するかを判定したい。 しかし住所はユーザ自由入力のため表記揺れが激しく、できれば見たくない。 そこで郵便番号から都道府県を割り出すことにした。 実際に書いた処理 郵便番号から都道府県を特定するgetPrefectureFromPostalCode()を定義し、 ユーザ入力の郵便番号が正しいかどうかで条件分岐させた。 郵便番号が正しい場合
本連載では分散型マイクロブログ用ソフトウェアMisskeyの開発に関する紹介と、関連するWeb技術について解説を行っています。 今回はNode.js互換のJavaScriptランタイム、Bunのパフォーマンスについて、Misskeyのコードベースを用いて検証を行います。 Bunとは Bunは、Node.js(以下Node)互換である後発のJavaScriptランタイムです。 JavaScriptエンジンにNodeで採用されているV8ではなくJavaScriptCoreを採用しているほか、TypeScriptを事前コンパイルなしに実行することもできます。 肉まんのようなマスコットキャラクターが特徴です。 モチベーション そんなBunの公式サイトではNodeよりも大幅に性能上のアドバンテージがあるように紹介されていますが、こうした競合ソフトウェアとの一方的な比較は得てして限られた条件での有利な
IT企業のアイデミーは8月7日、同社のAIアプリ開発講座受講者が、講座の一環で「顔写真から自閉症を判別するWebアプリ」を公開し物議を醸した件について謝罪しました。 Aidemy Premium 「倫理的に問題がある」など批判 物議を醸したのはアイデミーが提供する講座「Aidemy Premium」の受講者によるブログとアプリ。当該の受講者は講座の成果物として、顔写真から自閉症を識別するとするWebアプリを開発。受講修了要件を満たすためとして、アプリを公開し、開発の過程などを記載したブログを公開していました(その後アプリは非公開になりブログは削除)。 削除されたブログ これに対して、悪用を懸念する声や、差別を助長するのではないかといった批判、倫理的に問題があるとする意見などが寄せられました。「医師が慎重に時間をかけて診断しているものを、写真だけで判断できるものではない」との指摘もあり、受講
英語版 (English version) 更新履歴 2024-08-02 初版に存在した証明のミスを修正しました。初版では Rule 110 を実装することでチューリング完全性を示したと主張していましたが、状態の幅が固定になってしまっているという問題がありました。現在のバージョンでは、Rule 110 でなく Tag system を実装し、問題を解消できていると思います 概要 GNU の find と mkdir コマンドのみを使えるシステムはチューリング完全であることを示します。 sed や awk コマンドが単体でチューリング完全であることはよく知られていますが、find + mkdir がチューリング完全になるという言及は探した限りでは見つからなかったので、ここに報告します。 証明は、タグシステム を実装することによって行います。 完成形のコードは下の方にありますが、順を追って、
さきほど別のブログ記事を書いていて(それはまたそのうち発射するけど)、その中でブロッキング処理とか同期的に扱う、という言葉を使った。 このときの自分の理解がこれ: ブロッキング 呼ぶと待たされる ノンブロッキング 呼んでも待たされない、すぐ返る そのときはJavascriptの話をしていた。Javascriptはシングルスレッドの言語だ。そして、各種のAPIは基本的にノンブロッキングに設計されている。つまり、コールバックを取るようになっていたり、Promiseを返すようになっているということだ。だから、処理系が提供する特殊な処理(例えばNodeが提供するhogehogeSync()といったもの)を利用しない限り、ブロックが原理的に起こらないし、あえてする理由もない。 という話を書いていて、でも重い計算処理は待たされるだろと思った。これはブロックしていることに他ならないのではないか、と。 し
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