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ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (5)

  • 【劇薬指定】 隣の家の少女: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    「泣ける」「心温まる」なんて糞くらえ。「感動する」ために読むの薄いこと薄いこと。感動オナニーの需要をあてこんだ、感動をバーゲンセールする新刊を消費してる人には、凶器になる一冊。そういう連中は、たとえ興味位でも、読んではいけない。読み手の心を傷つけ、読んだことを後悔させる劇薬小説なのだから。 自分の肉体を強烈に自覚するてっとり早い方法は、そのナイフで裂いてみることだ。傷つき、血があふれ、痛みを感じたところからが「自分」だ。同様に、心がどこにあるか知りたいならば、「隣の家の少女」を読めばいい。痛みとともに強烈な感情――吐き気や罪悪感、あるいは汚されたという感覚だろうが、ひょっとすると、"気持ちよさ"かもしれぬ――を生じたところが、あなたの「心」だ。 小説のあらすじは単純だ。主人公は思春期の少年。その隣家に、美しい姉妹が引っ越してくるところから始まる。歳も近いことから、姉のほうに淡い恋心を抱

    nyon2
    nyon2 2010/03/09
  • 「死ぬときに後悔すること」ベスト10

    余命、数週間。不自由な体、満足に歩くこともできない。日中も寝ている時間が多くなり、頭もうまくはたらかない ──そんな人生の最終章の人に向かって、こう問いかける。 いま、後悔していることは、何ですか? 「死ぬときに後悔すること25」の著者は、終末期における緩和医療に携わる医師。現場で見聞した、「余命いくばくもない状態で、後悔すること」をまとめたのが書なのだ。得られた答えは、多様でいて一様だし、複雑なようで単純だったりする。 もうすぐ自分が死ぬと分かっている人が、何を悔いているのか。これを知ることで、わたしの人生で同じ後悔をせずにすむのだろうか。考え考え読んで、いくつかの「先立つ後悔」を得ることができた。後悔は後からしかできないものだが、これはわたしにとって「先悔」となるものを、ランキング形式でご紹介。書では25章に分かれているが、わたし流にベスト10に絞ってみた。 第10位 健康を大切に

    「死ぬときに後悔すること」ベスト10
  • 死なないカラダ、死なない心

    死にたくない、死ぬのはいやだ。 たとえ自分の生の意味が微々たるものでも、やはり死ぬのはいやだ。ふりかえると悲しみしか埋まっておらず、見通しても希望のキの字も見当たらないとしても、やはり死ぬのはいやなものだ。 ましてや、わたし自身、生の意味が微々たるものではないと信じる。辛いこともあったが、いまを生きているのが当に楽しい。仕事はたいへんかもしれないが、それは「たいへんな仕事」なだけであって、わたしの人生ではない。いっぽう、や子はわたしの生そのもの。家族のおかげで生きていられる。 だから、やっぱり死ぬのはいやだ。 のっけからヘンな書き出しでゴメン。戸惑った方もいらっしゃるかもしれないが、別に病気になったわけでも余命宣告されたわけでもないので、ご心配なく。ただ、このを読んで、かなり奇妙な気分になったので、そのまま書き下した。 逆説的な表現なのだが、著者が解脱を説けば説くほど、わたしは自分の

    死なないカラダ、死なない心
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    nyon2 2009/03/14
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 悪用厳禁「洗脳力」は自己限定で

    あらゆる成功にトドメを刺すスゴ。3章まで読めば、ほとんどの自己啓発は無用。さらに4章では、より高次の「夢」を実現する方法まで紹介されている。6章は悪用厳禁、他者を支配下におくやり方がある。要するに、自分(や他人)を洗脳する方法が書いてある。 自分を洗脳 → (自分の)成功に向かって自分を注ぎ込み、実現させる 他人を洗脳 → (高次の)夢に向かって他人を巻き込み、思い通りにする だから、自分だけの成功の実現のために、他人を利用することができてしまうため、前者は詳しく、後者はぼかして書いている。 amazon評に「ノウハウが分かりにくい」とあるが、6章のことだろう。むべなるかな、「わざと」そうしていることに気づけよと。手取り足取り説明すると、誰でも悪用できる強力な催眠術のようなものだから。コトの重大性を理解できないような輩には、最初からお断り、というやつ。著者のblog[ドクター苫米地ブ

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    nyon2 2007/05/23
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教師が新入生にすすめる100冊

    昨年の「東大教官がすすめる100冊」の2007年版。企画の趣旨は以下のとおり。 ■企画「東大教師が新入生にすすめる100冊」の趣旨 東大教師が選んだ新入生向けのブックリストとして、新書「東大教官が新入生すすめる」と、紀伊國屋書店のサイト[参照]がある。全部で2100冊程と膨大なので、まとめる。まとめるだけでは面白くないので、100冊に絞ってランキングする。 新書もサイトも、「ただ並べてあるだけ」なので非常に見づらい。さらに、くりかえしオススメされるの「重み」が見えないため、以下の基準で編集→ランキングする。 年を越えてオススメされるは、それぞれ1票としてカウント 複数の教官にオススメされるは、それぞれ1票としてカウント 全集・分冊は丸めて1冊にした。ただし、全集の中の特定巻を指してある場合は「ソコを読め」というメッセージなので別枠とした 参照元では「文系」「理系」と分けているが、混

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    nyon2 2007/04/16
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