CIOが有名企業を渡り歩く─。欧米の企業社会では、昔からごく当たり前のことだ。例えば、プロのCIOとして以前から有名なランディ・モット氏。同氏は米ウォルマートのCIOとして、サプライチェーン管理システムの構築プロジェクトなどでリーダーシップを発揮。1997年には米国のインフォメーションウィーク誌の「CIO of the Year」に選出されるなど、高い評価を受けた。手腕を買われて、2000年に米デルのCIOに就任。その後、米ヒューレット・パッカードのCIOとして、データセンターの集約やシステム統合などを推進した。