土砂崩れ発生直後の現場。ワイヤがかかる支柱を残し、橋は崩落=31日午後5時10分ごろ、浜松市天竜区佐久間町 浜松市天竜区佐久間町で31日夕に起きた国道473号原田橋の崩落事故。その時、現場には取材中の本紙記者が居合わせた。天竜川の橋上で写真撮影をしていた記者は走って逃げて難を逃れたが、振り返るとそこに、これまで見たことのない光景が広がっていた。 「逃げろ」―。 目の前の山が大きな地響きを立てながら崩れ始めた。次の瞬間、警備員の男性が大声で叫ぶ。夢中で橋の入り口へ向けて引き返した。橋上から抜け出して振り返った時、今まで立っていた橋は崩落し、対岸の山肌は大きくえぐられていた。 「橋付近の山の斜面から小石が断続的に落ちることが確認され、通行止めとなった」との情報で、現場に到着したのは同日午後5時ごろ。車を橋の東側に止めてカメラを持ち、橋の手前に立って状況を確認。遠くから見ると、対岸の斜面から
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