異常なマージンコール(追い証の請求)という現実に対処し、損失軽減の方策を検討するための先週の協議で、クレディ・スイス・グループの代表が行った提案が、エスカレートする状況の混乱ぶりをうかがわせる。3月22日の終値で100ドルを突破した後、その後急落したバイアコムCBSの株価は、人為的に押し下げられたように見えるとの指摘もあり、回復するか様子を見てはどうかと提言された。 非公開企業のため大部分の投資家に義務付けられる情報開示を免れたアルケゴスは、デリバティブ(金融派生商品)を活用し、桁外れの投資が可能になった。一部の関係者は、フアン氏のポートフォリオが最大1000億ドル相当にひそかに達したと推定する。 金融機関の一部は、アルケゴスのポジション破綻で果たした役割が業績に与える影響を情報開示しているが、自分たちの後押しで、フアン氏がどうして市場でこれほど力を持つようになったかコメントしようとしない
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