コンビニエンスストア業態の特性をベースに独自に開発されてきた「コンビニ食」。代表ともいえるのが業界に先駆けて導入したセブンイレブンのおにぎりがある。いまやどのコンビニにも欠かせない商品だが、そのアイデアのもとにあったのは、いかに「面倒くささ」を解消するか。流通ジャーナリスト梅澤聡氏の著書「コンビニチェーン進化史」からその開発秘話を一部編集してお届けする。 セブンイレブンが業界に先駆けて導入したおにぎり。商品開発のもとにあったのは「面倒くささ」をいかに解消するかだ 業態にあわせて進化してきた「コンビニ食」 前述のように、「おにぎり」はおでんや中華まんと並んで、コンビニが市場を独占した品種であり、鈴木敏文の独創のように現在でも語られている。米飯弁当も、持ち帰りチェーンは存在するが、コンビニが圧倒的に市場を支配している。 セブン‐イレブンが4000店舗を超えた1990年当時、鈴木は次のように答え
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