渡辺明名人(37)=棋王と合わせ二冠=に斎藤慎太郎八段(28)が挑戦する第80期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、藤田観光協力)の第1局は7日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で2日目が始まる。 午前9時、渡辺名人の封じ手が開封され、対局が再開する。北野新太記者が見る対局や現地の模様を朝日新聞デジタルのタイムラインで随時紹介する。 終局後怖かった名人の顔 担当記者・北野新太の目 午後6時40分、感想戦が終了。30分程度で終えたことを開幕局らしい作法と捉えることもできるが、手短になった真の理由は斎藤挑戦者による局後の談話が語っているようにも思える。「△4五歩を突いてから(形勢は)戻らなかったです」 △4五歩(46手目)は1日目…