昭和、平成、令和と3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。1月26日放送の第60回にあんこのお菓子「回転焼き」が登場し、放送後のツイッターでは「回転焼き」がトレンド1位に。それぞれ地域で異なる呼び名が話題となった。 ■ 今川焼き、大判焼き、太鼓焼き・・・さまざまな名称が存在 回転焼きとは、あんこやカスタードクリームなどの具を、小麦粉、卵、砂糖などを使ったほんのり甘い生地で包んで焼く、円盤状の焼き菓子のこと。全国的に愛されているものの、名称は統一されておらず、「今川焼き」「大判焼き」「太鼓焼き」など地域や店舗によってさまざまだ。 方言学の研究者で「回転焼の名称に関する調査」などの研究をおこなっている、奈良大学教授の岸江信介氏によると、以前約6000人にアンケートを採った際、全国で100種以上の呼び名があることが判明したというから驚きだ(SAVV
百貨店「大丸」で70年近い歴史を持つお菓子「大丸饅頭」。全国で唯一「大丸梅田店」(大阪市北区)で販売されていたが、10月12日をもって販売を終了する。 しっとり柔らかい生地であんこを挟み、大丸を象徴する「大」の焼き印が特徴の「大丸饅頭」。昭和29年頃に「大丸神戸店」で生まれ、グルグルと回る機械のうえでカチャカチャと音を鳴らしながら焼き上げる、当時としては珍しい実演販売で話題に。直径約5センチの小ぶりなサイズで、手土産として多くの人に愛されてきた。 1995年に阪神・淡路大震災で被災し、機械もレシピも再現不可能に。そんななか、客からのリクエストの声が多かったため、当時の味を知る従業員やさまざまな菓子屋に協力を仰ぎ、試行錯誤の末、味わい新たに復活した。 その後、『大丸神戸店再開10年感謝フェア』での一時的な復活のほか、「博多大丸」で2021年まで常設販売されていたが終了。現在は「大丸梅田店」の
泉州では「編み込み」といえばコーンロウ、デザインはハートや花など個性豊か(写真提供:岸和田だんじり会館) 3年ぶりに沸いた、大阪・泉州(岸和田市を含む9市4町からなるエリア)の風物詩『岸和田だんじり祭』。だんじりといえば、屈強な男性たちの祭りというイメージだが、実は18歳以下の女子も参加可能。そんな彼女たちの髪型は毎年「コーンロウ」と呼ばれる立体的な細かい編み込みでキメるという風習があるのをご存じだろうか? 「そ〜りゃぁそ〜りゃぁ」と男性たちのドスの効いたかけ声が響くなか、綱(つな)の中心部には迫力満点のたくましいコーンロウ少女たちの姿がちらほら。18歳までと限られた期間しか参加できないものの、彼女たちの曳航力も祭りに大きく貢献しており、男性にも負けず劣らずの勢いで挑んでいる。 ■泉州では「編み込み」といえばコーンロウ 今年のだんじりシーズンは、100人以上の祭り女子たちが「たまねぎ倶楽部
オプションのドリンクバーとアイスバーをつけても、セット価格で1000円というお得さの「MKバイキング」 ハートがトレードマークな「MKタクシー」といえば、京都の街ではお馴染みのタクシー会社だ。日本有数の観光エリアが拠点なだけあり、観光客や修学旅行生向けの貸し切りプランも実施している。 そんな同社の社員食堂は「MKバイキング」(「MKボウル上賀茂」内レストラン)と呼ばれ、一般客にも開放されている。しかも価格はなんと600円で食べ放題だそうで・・・。京都通や地元住民が知る穴場グルメが生まれたきっかけについて、「エムケイホールディングス」(本社:京都市南区)で経営企画部に所属する今井さんに話を訊いた。 ■ 1976年オープンの「MKバイキング」、当時は400円 ──さっそくですが、バイキングをやっているのを知らなくて・・・メニューが気になります! やはり京都だけに和風なものが多いのでしょうか?
温泉やサウナ、プールなどが楽しめる大衆浴場「奈良健康ランド」(奈良県天理市)のCMに、KinKi Kidsが出演。7月21日からオンエアが始まり、SNSではさまざまな反響が寄せられている。 CDデビュー25周年のKinKiが25円で企業CMに出演し、2人が制作した新曲とともに全国のファンと企業に感謝を伝えるというキャンペーン『#キンキ25円でCM出演』。1094件もの応募のなかから抽選で16社が選ばれ、平川商事グループ・富士開発の「奈良健康ランド」も当選していた。 今回のキャンペーンのために書き下ろされた新曲『The Story of US』に乗せた15秒スポット「飛び出し篇」では、「関西人が普通に読めない言葉」として有名なあのフレーズを口ずさむ2人の姿が。SNSでは「ほかのコラボCMと比べても、ずば抜けてしょうもない(笑)」「断トツでふざけとるww」「関西色強すぎて大好き」など、CMを見
時折、ツイッターのトレンドに浮上する「#超大阪人にしか分からない関西弁クイズ」。「せやかて」「遠慮のかたまり」などの定番関西弁が出題されるなか、ふと「『みずや』って、こういうクイズで見たことないけど、関西弁・・・?」という疑問が頭に浮かんだ。 母がよく食器棚のことを「みずや」と呼んでいたので、すっかり食器棚の別称かと思い込んでいたのだが・・・、20代の友人に聞いてみたところ、聞いたこともないという。Lmaga.jpのツイッターで「『みずや』って方言なんですね、みなさん意味わかりますか?」と問いかけてみたところ、「食器棚ですよね、関西人で使いますよ」といった意見が多いなか、「関西ですが使わないです」、「島根のおばあちゃんが使っていました」、「九州ですが、おばあちゃんは使いますよ」といった意見も。 さらには、「小さな食料庫の意味では?」「台所全体を指す言葉だと思ってた」や、「茶道用語なので方言
大阪・岸和田市を中心に、1990年代から2010年代前半にかけて泉州地方で流行ったストリートファッション「岸和田カジュアル」(略して岸カジ)をご存じだろうか。最近ではほとんど見なくなったが10年ほど前、泉州出身の筆者が中学生だった頃までは、街中の中学生たちがその独特なスタイルに身を包んでいた。 一見するとアメカジだが、なんとも形容しがたい特徴を持つ「岸カジ」。ビルケンシュトック、ヴィンテージ感のあるジーパン、ヒッコリー生地のオーバーオール、古着風のロゴT、そして、だんじりのタオル・・・など。アイテム単体のイメージは出てくるものの、確固たる定義がない。 同じく泉州出身の先輩スタッフに聞いたところ、「岸カジといえばエビスのジーパンにティンバーランドのブーツやろ」と、時代によって少しずつ変容を遂げているようだが、その起源は謎のまま。調査しようにも資料がなさすぎる・・・。泉州っ子が愛したファッショ
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