いわゆる「袴田事件」で死刑が確定し、27日、再審=裁判のやり直しが認められた袴田巌さん。 決定文を見せても「うそだ、関係ない」などと繰り返すばかりだったということです。 裁判所の決定を受けて、姉の秀子さんとともに袴田さんと面会した戸舘圭之弁護士によりますと、袴田さんは黄色いシャツにベージュのズボン姿で4年ぶりに面会の場に姿をみせました。 以前の面影を残しているものの髪の毛は薄くなり、秀子さんたちがアクリル板越しに決定文を見せても「うそだ、関係ない」などと繰り返すばかりだったということです。 しかし、「食事はどうですか」と尋ねると「粗食で頑張っている」とはっきり答えたということです。 面会は20分ほどで終わり、その後、釈放が決まると袴田さんは拘置所の職員に連れられて応接室に来ました。 長期間の勾留で靴はぼろぼろになってしまったため、拘置所で借りた靴を履き、衣類など身の回りのものを入れた紙袋を