それぞれの自宅の天井に投影されたフライングプラネタリウムを楽しむ。埼玉県在住の井上創太郎くん(左)と山梨県甲府市在住の香河正真くん(右)。(提供:井上聡子さん、香河尚子さん) 2020年1月8日夜、山梨県甲府市に住む8歳のしょうちゃん(香河正真くん)と、埼玉県の4歳のそうちゃん(井上創太郎くん)がそれぞれ自宅の天井を家族と一緒に見つめ、星空が現れるのを待ちわびていた。準備段階からしょうちゃんは興奮気味だ。今日はインターネット回線を通じて二か所同時にプラネタリウムのライブ配信(フライングプラネタリウム、略してフラプラ)が行われるのだ。 「しょうちゃん、そうちゃん、今日のお月様が現れてきましたね~」。ネットを通じて二人にやさしく語り掛けるのは宙先(そらさき)案内人であり「星つむぎの村」共同代表の高橋真理子さん。高橋さんは山梨県甲府市の自宅から生解説。天井に星が投影されると、しょうちゃんは「うわ