アンモナイト類(アンモノイド:以下アンモナイトと略称)の化石は、三葉虫や恐竜などの化石とともによく知られています。直径が1mをこえるような大型の化石をふくめ、美しいアンモナイト標本を多数産出するところとして北海道が知られていますが、北上山地や阿武隈山地の東縁部がアンモナイト化石の“宝庫”であることはあまり知られていません。 東北大学では、1911年の理科大学の発足とともに日本で2番目の地質学教室ができました。さまざまな種類の古生物研究が活発に行われ、東北大学の名前が世界に知られるところとなりました。アンモナイト研究もそのひとつで、初代教授 矢部長克とその門下生、さらにはその後輩たちによって100年にわたり引き継がれてきました。その研究に用いられた、新種を含む多くのアンモナイト標本は、総合学術博物館に収蔵されています。もちろんその中には“みちのく”産のものがたくさんあります。 この企画展では
開 催 に あ た っ て アンモナイト,そのものの形や縫合線の形など,その美しさや芸術性は人々を魅了します.平成19年特別展は,中川の化石の原点ともいうべき「アンモナイトの芸術性」に焦点をあてました.「芸術」という言葉は,「技芸」(芸術に関する技術)と「学術」(学問;専門性の高いもの)の意味を含んでいます.アンモナイト研究には,岩石からアンモナイトを取り出すための“クリーニング”の技術や専門的な知識が必要です.一方で,その形の美しさや不思議さから,「芸術の対象」にもなってきました. このような「技芸と学術」の観点から,特別展は2つのテーマで開催します.ひとつは「技 〜中川の挑戦者たち〜」と題して,“異常巻き”アンモナイトを中心とした中川町のアンモナイトを展示・解説します.アンモナイトの形の不思議,そして中川の愛好家をはじめとする職人技の“芸術的なクリーニング”をご覧になることができま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く