陸に棲んでいたクジラ、羽毛に覆われた恐竜——ダーウィンが見つけ得なかった進化途上の「移行化石」が、いま次々と発見されている 担当編集者より ダーウィンは進化論を唱えた際、古代の動物と現世の動物とをつなぐ移行期の種の化石を、証拠として提示できませんでした。しかし1980年代以降、この「移行化石」が続々と見つかり、DNA解析などの最新技術の助けも借りて、魚のヒレが動物の四肢に進化したことや、鳥の祖先が恐竜であることなどが証明されています。小学校で進化論を教えようとしたのを反対されたことがきっかけで、進化生物学をライフワークにした気鋭の科学ジャーナリストが、進化の神秘に迫ります。(TD)