最近、通勤・昼休み中にKindleでジャレド・ダイアモンドの文明崩壊を読んでいました。全作の銃・病原菌・鉄は、文明の発展の話でしたが、今回はタイトルの通り崩壊の話です。相変わらず大胆な仮説と綿密な調査と推論が面白いです。上巻は、イースター島やバイキングのアイスランド、ポリネシアの島々など。下巻は、近現の社会の崩壊の話です。どちらかと言えば、情報が圧倒的に少ない文明を考察している上巻の方が面白かったです。やっぱりイースター島の話とか想像力を刺激されますね。 全編を通して言えるのですが、文明の崩壊の大きな要因の1つが環境の破壊。特に森林資源の破壊が引き金になることが多いようです。日本にいると余りピンと来ませんが、全世界の森林の割合は30%くらい。気候や土壌によっては、一度伐採すると中々再生しない地域も多いようです。ググってみたら、日本はおかしい。先進国なのに、森林率が68.2%とトップクラス。