ひとつの遺伝子の塩基配列データで系統樹を描いても、誤差が大きく、ブーツトラップ値がなかなか高く出てきません。したがって、遺伝子をふたつにし、三つにし・・と増やしていっての究極が全ゲノムとなります。つまり、全ゲノムの塩基配列データを用いれば、真実の系統樹を描くことができるはずと思ってしまいます。しかし、まさに、これが幻想の始まりなのです。 コアレッセンス理論が示すように、全ゲノムを用いたとしても、系統関係はある確率でしか決まらないのです。
JAXA発表で、金星探査衛星「あかつき」の金星軌道への投入に失敗。 国費158億円が泡と消えたといいながら、世間の風当たりはあまり強くないようです。 「はやぶさ」の感動的な地球帰還の余韻があるものの、「あかつき」の失敗に対する社会的寛容性は、ライフサイエンスに疾患治療や健康予防などの実用への応用がいつも大きく期待されているのと比較すると、非常に大きな差があるように思われます。 研究開発は、研究ですので、失敗はつきものです。 したがって、「あかつき」の失敗は、研究者・技術者が全力をあげたものなら、その失敗から多くのものが得られますので、それなりに価値のあるに変わりはありません。 つまり、金星軌道投入には確かに失敗しましたが、例え6年後の再投入の可能性がないとしても、研究開発に全面的に失敗したわけではありません。 それにしても、この「あかつき」の社会的話題性の高さと、失敗しても多くの人達に希望
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