ディープラーニングでは、学習時に大量の計算が必要となるが、C言語などで作成した機械語コードは、実行環境に依存しており、様々なプラットフォームで実行しようとすると、それぞれにコードを作る必要がある。 JavaScriptによるディープラーニングも これに対して、どのようなプラットフォームでも動作する環境としてはJavaScriptがある。原田教授は、開発中のJavaScriptによるディープラーニングのシステムを紹介した(写真2)。Templa、Sushi、Sasimi、Sukiyakiなどと呼ばれるライブラリやフレームワークをJavaScript上で開発したという。当初のシステムでは、速度が出なかったが、Node.jsなどを利用することで1000×1000の行列計算で170倍、ディープラーニングの速度で30倍の高速化を達成したという。 また、WebCLというGPUで汎用演算を可能にするJa