このリポジトリに保管されている文献はすべて著作権により保護されています。 印刷やダウンロード等データの複製は、調査研究・教育または学習を目的とする場合に限定されます。
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ある特定の対立遺伝子Aを持つ人は、将来、癌に罹る可能性が高いとしよう。ある人が遺伝子Aを持っているという理由だけで、就職を断られることがあってもよいだろうか?新入社員を採用する際に、遺伝子Aを持っているかどうかを調べることを義務付けている会社があってもよいだろうか?これは、ほとんどの人が、遺伝子差別であり、許容できないと考えるであろう。では、このような遺伝子差別がある社会において、酒の席で「そういや、お前、遺伝子Aは持っているの?」と尋ねることは許容できるか?「私は差別するつもりは毛頭ない」と断った上でなら、遺伝子Aについての雑談を公的な場で発表することは許容できるであろうか? エントリーのタイトルを見たら、私が何を言いたいのか、読者の方々はわかっておられると思う。血液型が性格と強い関連を持つとする仮説は既に否定されているが、よしんば血液型と性格に関連があったとしても、血液型について安易な
長崎大学教育学部で昨年度と今年度、「情報社会と科学」と銘打った授業が行われていました。 これ何と、「ニセ科学」そのものズバリの授業です。 そこで使用されていたレジュメがとても分かりやすく良い出来なので、ここで改めてご紹介致します。 「情報社会と科学」(2009年度授業分) ・血液型性格判断と「信じる心」 ・もっと勉強するために ・マイナスイオンと健康 ・もっと勉強するために ・水からの伝言 ・もっと勉強するために ・「UFO・宇宙人」「波動」 ・もっと勉強するために 作成したのは長崎大学教育学部数理情報講座の長島雅裕さん、いや素晴らしいお仕事です。 この「ニセ科学」というもの、今でこそネット内で盛んに議論されたり各地でフォーラムも行われたりしているのですが、そろそろ本格的に学校教育の現場で取り上げてもいいのではないかと常々思っておりました。 ここで取り上げられているのは「ニセ科学」の代表選
ホメオパシーで娘を死なせたホメオパスに判決が出た件について、ホメオパシー支持者だと言うフリーランスジャーナリストが次のようなコラムを書いている。「私はあなたが私の言うとおりにすれば、治療できます。2日間ください。もし症状が改善しないときは、一般開業医に行って下さい。」という掛かり付けのホメオパスがいるらしい...[Columnist Georgina Guedes -- 'Failed in their duty' (2009/10/01) on News 24] I use homoeopathy. It's my first course of treatment for any ailment I have, and when issues crop up with my new daughter, I will do the same for her. I know that th
新潟地裁で行われていた遺伝子組換えイネ裁判の判決が1日あり、原告側(反対派)の訴えが全面棄却となった。 農研機構中央農業総合研究センター・北陸研究センターの組換えイネ栽培試験について、有機農家や有名歌手、漫画家などが差し止めを求めていたものだ。 北陸研究センターのプレスリリース 共同通信記事 判決前に裁判を詳しく説明した朝日新聞記事 判決を伝える朝日新聞記事 私は、裁判が起こされた直後に関係書類を読んで、原告側の荒唐無稽な主張に呆然となった。推論に推論を重ねて、「実験に使われる組換えイネは危険だ。大変なことが起きる」と主張する。一つ一つの推論にかなりの無理があるのに、それを積み重ねて行くのだから、どうしようもない。 これは、科学裁判と言えるような質のものではないというのが私の印象だ。 ただ、裁判を起こす権利はだれにでもある。世の中に常識の通用しない人はいっぱいいるし、運動のツールとして裁判
JBpressのサイトに、医療ジャーナリストの長野修氏によるホメオパシーの記事が掲載された。 ■自然治癒力を高める「ホメオパシー」 欧米からやって来た代替医療が日本で静かなブーム(「世界で最も安全な医療」から「自然治癒力を高めるホメオパシー」に変更された) ■何のためのホメオパシーか 西洋医学が見放した人を前に、それでもノーと言えるか 詳しくはリンク先を読んでいただくとして、内容は概ねホメオパシーに好意的である。賛同できる部分もあるし、問題がある部分もある。代替医療に関しての私見も含め、JBpressのホメオパシーの記事についてまとめた。 選択肢として代替医療はあっていい 私は、「科学的根拠の乏しい代替療法であっても、末期癌のような積極的な治療手段のない病気に(緩和ケアと併用しつつ)使用するのは、私は必ずしも否定しない」と述べたことがある。長野修氏も同様のことを書いている。 患者は、最期ま
米国最強のニセ科学であり、福音主義キリスト教の教義であり、創造論出版業の商売のネタであり、一部の共和党政治家の集票ネタである創造論と、その偽装形態のひとつインテリジェントデザインについてのページです。 その勢力は米国の外にも広がっており、言語障壁のない英国はもとより、旧共産圏にも広がっていっています。また、トルコは強固な創造論の支持勢力となっており、そこから欧州大陸へも影響が広がっています。
アジア砒素ネットワーク(AAN)ダッカ事務所長の対馬さんが、アジアのある国の砒素研究者から次のような内容のメールを受け取ったのは、7月7日のことだ。 「ジェナイダ県のホメオパシの医者が、すべての砒素中毒患者を治癒してきたというので、私は驚いた。私は彼にシャムタ村の患者の名前を告げ、これらの患者を治したときは、他の患者を治癒するのに必要なお金を渡すと約束した。2カ月前に、ホメオパシの医師は22人の患者を治療し、患者の状態はすごくよく、皮膚症状はほとんどなくなった、と連絡してきた。私は驚いて、患者の髪と爪をすぐに送るようにたのんだ。分析した結果、私が1月に調査したときとほぼ同じ砒素量であることがわかった。私は患者と話したかった。ホメオパシの医者は1人の電話番号を教えてくれた。電話すると、その人物はたいへん状態はよいと答えた。だが、他の患者とは話ができないでいる。私は、ホメオパシの医者と電話にで
反社会カルトとしてのホメオパシー - 地下生活者の手遊びの直接のつづき。 特定病因論 特定病因論というコトバがありますにゃ。このコトバを説明している論文*1から引用いたしますにゃ。 医療思想史的にみれば、特定病因論はここ1世紀あまり前に支配的となった考え方で、19世紀末の細菌学の確立された後、近代医学が科学的装いを増していくために採用した病気原因の説明モデルである。それはどの病気にもその根本原因があるとし、疾患と病因とを一元的な因果関係で結び付けて解釈するものだ。この一元論的病因論を特定病因論(specific etiology;特異的病因説)という。 中略 特定病因論という、患者の一人一人を個性的総合的に見ずにその病気の共通部分だけに着目する分析科学的な方法を採用することで、近代医学は、病因の一元的な説明ができるようになり、この病因の説明モデルに合致した伝染病・感染症やビタミン欠乏症など
タイトルは釣りでも煽りでもにゃーです。読めばわかる。 トップダウン 感染パーティーは対岸の火事ではない - Skepticism is beautifulで紹介されている【感染パーティ】にゃんが、これはホメオパシーをかじった親が中途半端なホメオパシーの知識で行ったことだとか、親がホメオパシーの理論を自己流に解釈して行ったことなんかではにゃーことですにゃ。あとで引用するけれど、ホメオパシー「理論」を「啓蒙」する立場のヒトタチが実際にそういうことを言っているわけにゃんね。ホメオパシーを「啓蒙」するヒトタチは、予防接種を明確に否定していますにゃ。ここで紹介されているお母さん達の言っていることは、ホメオパシー啓蒙者のいっていることそのまんまといっていいでしょうにゃ。 なぜ、ホメオパシー言説がトップダウンなのかというと、ホメオパシーというのが一見すると学問的体裁を整えているように見えるからですにゃ。
似非科学リンク集 - 似非科学/トンデモ関係のリンク集 目次 似非科学とトンデモ 似非科学を観察/批評するページ 総合 血液型性格診断 心理学 食品関連 石鹸信仰 買ってはいけない マイナスイオン/トルマリン 波動 ホメオパシー 遠赤外線 クラスター水 ゲーム脳 水は語る/水からの伝言 神々の指紋 心霊現象 UFO UMA 風水 予知/予言(ノストラダムスなど) 社会科学/歴史系 陰謀論 ホロコースト/戦争論関連 学位商法に関するページ 都市伝説に関するページ 変な特許に関するページ トンデモなページ 注意 似非科学/トンデモ関係のリンク集 似非科学とトンデモ 似非科学を観察/批評するページ 総合 比較的多種の内容を扱っているサイトおよび関連サイトをまとめてみました。 と学会公式HP 山本弘のSF秘密基地 JAPAN SKEPTICS JAPAN SKEPTICS教育分科委員会のページ [
こないだのストーリー見て、なんとなく思いついた。 今までに行われていたホメオパシー療法は間違っていた!! 毒を限りなく薄めることで、効果を得るホメオパシー療法。 これまでは、毒物を極めて薄く希釈する方法がとられていた。 しかし、その方法は間違っている! 毒物を極めて薄く希釈する行為は、逆に言うと水に極めて微量の毒物を入れていることになる。すなわち、水に対する毒物濃度を高めていることを意味する。 ところで、希釈に使う水はどこから来たものだろうか。川をたどってきた?雨をたどってきた?空気中を漂っていた?化学反応で今作り出したばかり? いずれの方法にせよ、希釈に使われる水は地球を漂っていたものである。化学反応で作り出したとしても、その原料となる物質は地球を漂っていたものである。さらにいうと、作り出した瞬間から現在の地球の空気と接触することとなる。 これらは、水には、毒物を混入する前から、極めて微
東京新聞:週のはじめに考える 血液型では決まらない:社説・コラム(TOKYO Web)血液型占いなんて飲み会のネタでしょ、と思っていたが、そうでもないのである。外来で、「子どもの血液型を調べてください」と言われることがよくある。私の勤務する大学病院では、現在輸血前提以外での「血液型検査」は行っていない。手術や輸血の予定がない人が、血液型を知ることには何もメリットがない。例えば緊急で輸血が必要な場合、その時に必ず検査しなおすのだから、あらかじめ知っておかなくても何の問題もないのだ。そのことを説明してお断りすると、「じゃあ、この子の性格がわからないじゃないですか!」と言われたことも……。どこから突っこんだらいいのかわからない。そういうお母さんはちょっと極端だとしても、入園時に書類に記載しなくてはいけない保育園、幼稚園があるようだ。それでクラスわけする、というところまではうちの周囲ではやっていな
人間は自然界を目的論で説明し、ランダムな現象に必然的因果関係を求め、進化論よりも創造論を信じる傾向があるらしい。 目的論を語る子供たち (2006/11/13) Kelemen and DiYanni[2005]は、英国の児童を調査して、「生物および非生物の自然界の事物について、人工物のような目的機能の説明をつくり、動物と人工物の起源としてインテリジェントデザインを支持する傾向があること」を見つけている When seeing IS believing (2008/10/11) 人間の精神は、世界はランダムであると考えるよりも、神秘的で目に見えない力が秘かに働いていると信じたがる。Whitsonは次のように書いている「あらゆるデータに、人々は誤ったパターンを見出し、株式市場にトレンドを見出し、なじみの人間に陰謀を見出す。コントロールを失うと、たとえそれが空想上の秩序であっても、本能的に秩序
オカルト現象はどれでも、すなわち、テレパシー、テレポーテーション、千里眼、幽霊、空飛ぶ円盤の確かな例はどれでも、科学的な心を喜ばしそうなものである。科学者は郡をなし、歓喜の声をあげて製図板や線形加速器の所にもどるであろう。オカルト現象のメカニズムの研究が急務となり、物理学の大革命も近いことであろう。 このような栄光考えるだけで、異常な出来事を信じたい気持ちが強くなる。しかし、こういう現象がほんものである場合には、ありそうもないことであればあるほど、驚くべきものとなる。だからこそ、驚くことになる。そこで、科学者の心にある種の緊張が生ずるのが見られる――私の学生の中にはこれを弁証法的な緊張と呼ぶものもいた。 このように心が引き裂かれた科学者は、どうするのであろう。理想的には、超常現象とされているものを、鋭い、疑い深い目で、ごまかしや、幻覚や、その他、実際は超常現象ではないものをそのように見せる
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