ブックマーク / sivad.hatenablog.com (6)

  • 2008-01-07

    というには遅いですが、今年もよろしくお願いいたします。 2008年も例によってごくのんびりとしたペースになりそうです。 年末年始はほとんどはてなは見てなかったのですが、この辺、なんか年末からよく燃えていたようで。すでに焼け跡ですけど。 中心テーマについては地道な論証を重ねておられる方々の文章を読めばよいとして、私はそれこそメタな視点から一筆。 ある問題や構造について考える時、まず頭の中で、あるいは紙の上で論理的に整合性のある「大雑把なモデル」を作ってみるのはとても有用です。 自分でとりあえずの納得を得たいだけなら多くの人はこれで済ませてしまうでしょうし、また「5次元における生命のあり方」とか「集合的無意識の高次構造」だとか、現実的な検証にまで全然たどり着かないレベルの問題であればモデルをひねくり回して遊べば結構結構です。 しかし現実の問題を論じる際には、これではポケットを失くしたドラえもん

    2008-01-07
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    objectO 2008/01/08
    自省のためブクマ
  • 知性にオッカムの剃刀は入らない - 赤の女王とお茶を

    ノーベル賞博士が差別発言「黒人、知能で白人に劣る」 コレねぇ。まあワトソン博士は社会的発言がアレということでは有名ではあったけど、齢ってさらに脇が甘くなったといいますか。 ただ社会的といいましたが、これは科学的にも十分アレな話なわけで。 例えばこれが「IQ」の話であれば、IQの統計的な平均値は アジア人>白人>黒人*1 らしいので、まあ黒人が劣る、というのは嘘ではありません。 しかし原文を見てみると*2 He says that he is “inherently gloomy about the prospect of Africa” because “all our social policies are based on the fact that their intelligence is the same as ours ? whereas all the testing sa

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    objectO 2007/10/20
  • 赤の女王とお茶を - 2007-09-27 : 科学技術振興機構が廃止される?

    2独法廃止・民営化3・統合方針11 行革相 政府は26日、独立行政法人(独法)を整理合理化する一環として、科学技術振興機構(所管・文部科学省)、労働政策研究・研修機構(厚生労働省)を廃止し、日貿易保険(経済産業省)や造幣局(財務省)、国立印刷局(同)を民営化する検討に入った。 科学技術振興機構といえば、通称JST。先日Cellの表紙を荒木絵で飾った研究成果もここからの資金でなされたものです。 どちらかといえば応用に目を向けた研究を管轄しており、運営と成果に関してはいろいろと議論のある機関ではありますが、いきなり廃止論が出るとは*1。 しかも理由が 廃止対象とした2法人は、国からの財政支援が予算全体の9割を超えているにもかかわらず、給与水準が国家公務員よりも高く「存続させる意味がない」(政府関係者)と指摘されていた。 ??? 給与水準? 意味?? この人何いってんの? 残念ながら日では科

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    objectO 2007/09/28
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  • 赤の女王とお茶を 茂木と梅田のいる場所は既に科学者が2000年に通過した場所

    科学者に衝撃を与えた「ロマンティックでない」グーグル 今頃何をいってるんだか。この人たちはかの「ヒトゲノム・プロジェクト」を忘れたのか? 特に茂木さん、生命科学研究の歴史を知らないんでしょうか。 あの頃も一種の狂騒状態で、バイオ研究者のすることはなくなるんじゃないかというまことしやかな説が飛び交ったもんです。 確かに遺伝子情報が誰でも手に入れられるようになり、それまでの単に遺伝子を同定しただけで論文が書けていた時代は終わりました。 しかし生命科学研究は終わるどころか、一層白熱しています。機械的な遺伝子配列の解読をしなくてすむようになったおかげで、より「人間的な能力」が研究にとって重要になりつつあります。 それは生物学的意味づけであり、根源的な洞察であり、観察と直観であり、イマジネーションの力なのです。 情報格差を利用して知識を切り貼りし、それっぽいハッタリでっている人たちにはやや危機的な

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    objectO 2007/04/24
  • 赤の女王とお茶を - 人間賛歌は『勇気』の賛歌ッ!!人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!

    先日の梅田さん界隈の議論の発端はどうも悲観主義とオプティミズムにあるっぽいので、近所の図書館にあったアラン幸福論 (集英社文庫)をなんとなく読み直してみました。 で、この辺にも抜粋があるのですが、梅田さんの解釈とはちょっと雰囲気が違うような気がします。 確かにアランは「上機嫌」を勧め、悲観的な感情はなんの役にも立たないと喝破します。 すべての不運や、つまらぬ物事に対して、上機嫌にふるまうことである。上機嫌の波はあなたの周囲にひろがり、あらゆる物事を、あなた自身をも、軽やかにするだろう。 しかしそれはネガティブな事実や意見を無視しろ、という意味ではなく、逆に冷静に現実を見据えるためにこそ、恐怖や怒りといった感情をコントロールしなければならない、ということなのです。 アランは「楽観」と同様、「知る」ということの重要性も強調します。 大げさな言葉はやめて、事柄を理解しようとつとめることだ。 知る

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    objectO 2007/04/18
  • 赤の女王とお茶を - アメリカの科学教育は76ヶ年計画で着々と進行中。

    納豆だの波動水だの血液型だのに沸く日列島。 安部首相率いる現政府は「識者」達の「教育再生会議」を招集し、実にステキな対策や提言を通じて教育改革に取り組んでいます。 一方、アメリカにおいては既に1985年から大規模な教育改革プログラムが発動しており、現在も進行中です。 その名も"Project 2061"。 Project 2061は、先日も書いた最強の民間理系支持団体AAASを中心として、様々な分野の専門家を集め国ぐるみで作成された一大プロジェクトであり、全アメリカ国民の科学的思考力を増進するための76ヵ年計画を米国全土、あるいは州レベルにおいて遂行せんとする極めて戦略的で具体的なプランです。 Project 2061ではまず、Science for All Americansという報告をまとめ、「科学」とは何か、そして国民が身に付けるべき「科学力」とはどういうものであるか、について徹底

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    objectO 2007/02/25
    実に骨太でうらやましいかぎり
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