東京大学先端科学技術研究センター准教授の熊谷晋一郎先生(@skumagaya)による、自閉スペクトラム症(ASD)についての論考が、週刊医学界新聞に寄稿されていました。 自閉スペクトラム症(ASD)、アスペルガー症候群(AS)は、コミュニケーションや社会性の障害があると言われますが、実際には多数派に馴染めない少数派であるだけなのではないか、という考察が展開されています。 社会性やコミュニケーション障害の解明│医学書院/週刊医学界新聞(第3136号 2015年08月03日) 多数派に馴染めない少数派は「障害」とみなされる 熊谷晋一郎先生は、パートナーのASD当事者の綾屋紗月さんと共に、障害者の立場からの当事者研究という概念を広めておられる方です。 自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorders;ASD)は、DSM5によると、 ■社会的コミュニケーションと社会的相互作用