日経平均がバブル後最高値を更新するなど株式投資が注目を集めている。背景にあるのは「超大型株」を中心とした外国人投資家による“買い”だ。なぜ世界の投資マネーはここにきて日本に押し寄せているのか。 米国オラクルに入社後、1987年から日本オラクル初代代表を務め、退職後はベンチャーキャピタル「サンブリッジ」を創業したアレン・マイナー氏。日本ベンチャーキャピタル協会の設立メンバーであり、主著に『わたし、日本に賭けてます。』を持ち、現在は「グローバルハンズオンVC」のパートナーとして、日本のスタートアップの世界発展に力を入れている。また、芸人「さらば青春の光」の森田哲也とYouTube「ビジネスワンダーTV」にも出演している。日本企業の可能性をよく知る“スーパー投資家”アレン氏に、日本株好調の背景や投資の秘訣について話を聞いた。 ――アレンさんの経歴を教えてください。 アレン・マイナー(以下、アレン