W杯歴代単独最多の54勝目を挙げる好機だった。国内での大会に加え、今季2勝のカタリナ・アルトハウス(ドイツ)が欠場した。しかし、4位に終わった高梨沙羅は8戦未勝利と自己ワーストを更新した上、5試合ぶりに表彰台を逃した。 14日に札幌であった第6戦は今季最高の2位。ところが、この日は助走での重心の位置が「ジャンプ台が変わって狂ってしまった」という。得意ではない、なだらかな傾斜の助走路。1回目はK点(95メートル)にも届かない93・5メートルで3位にとどまった。 全日本スキー連盟の斉藤智治ジャンプ部長も「(助走姿勢を)探りながらやっている感じだった」と指摘する。助走が安定しないから、踏み切りで力を伝えられない。高さの出ない苦しいジャンプになり、テレマークも決められず、飛型点(60点満点)は49点。上位5人の中で最低の数字だった。 2回目は93メートルで、飛距離も順位も落とした。4連勝したマーレ
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