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ブックマーク / karapaia.com (197)

  • ベネチアの象徴、「翼をもつ獅子」は中国製であることが像の青銅合金分析で明らかに

    イタリアの都市、ベネチア(ヴェネツィア)のサンマルコ広場には、柱の上に立つ有名な「翼をもつ獅子」の像がある。 現在、ベネチアの獅子とも呼ばれるこの像は、もともとはキリストの弟子の一人であり福音書の著者とされる、聖マルコを表す像として設置されもの。ところが、青銅合金製のこの像が、実は中国が起源である可能性が明らかになった。 最近行われた像に使用されている青銅の同位体分析から、像のかなりの部分が8世紀の中国で作られたものであることがわかったのだ。 さらにデザインにも調査が及び、中国にあった別の姿の青銅像が、ベネチアに運ばれたのち、聖マルコを表す「翼をもつ獅子」の標準的な姿に合うよう、ほかのパーツとつなぎ合わされたりして作り直された可能性まで浮上している。 聖マルコの象徴である「翼のある獅子」がベネチアの象徴に ベネチア(ヴェネツィア)の翼のある獅子像は、4つの福音書の著者の1人である聖マルコを

    ベネチアの象徴、「翼をもつ獅子」は中国製であることが像の青銅合金分析で明らかに
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    ocha39 2024/09/23
  • 有名なゴッホの絵画「星月夜」は、物理現象が実に正確に描かれていたと物理学者が分析

    ポスト印象派の巨匠フィンセント・ファン・ゴッホが1889年に描いた『星月夜』は、人類の芸術が生み出したもっとも魅力的な作品の一つだ。 その夜空に描かれた渦巻模様は、ゴッホの圧倒的な才能によって直感的に描かれたイマジネーションの世界に思える。だが、じつは物理的に正しいことが判明したという。 最新の研究によると、ゴッホの筆遣いによる渦巻は、乱流の物理学が予測する流れにピタリと一致するというのだ。 ゴッホが物理学に精通していたという話は聞かないが、もしかしたらそれは画家の圧倒的な観察眼の賜物かもしれない。彼の自然への理解は、宇宙のダイナミズムにも通じるほど深かった可能性がある。 ゴッホの星月夜の絵画を乱流理論と比較分析 肉眼ではほとんど分からないが、地球の大気は常に動き、変化し続ける流動体だ。 1940年代、ソ連の数学者アンドレイ・コルモゴロフは、それによって発生する乱流についての理論を発表した

    有名なゴッホの絵画「星月夜」は、物理現象が実に正確に描かれていたと物理学者が分析
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    ocha39 2024/09/20
  • 呼吸するだけで死に至るとされる、オーストラリアの地図から削除された町

    この地球上には、何らかの理由で人間が立ち入りできなくなってしまった場所がいくつかある。 例えばチェルノブイリ原発周囲の立ち入り禁止区域しかり、フランスの「ゾーン・ルージュ」しかり。足を踏み入れた場合に命や健康への被害が予想される地域である。 オーストラリアにも、そんな立ち入り禁止となった町がある。「呼吸するだけで死に至る」危険な場所として、地図からも公式に削除されたウィットヌームという町がそれだ。 アスベスト鉱山とともにあった町 ウィットヌームは西オーストラリア州のピルバラ地域にあった町で、1930年代から採掘がはじまった青石綿(青アスベスト)の鉱山労働者のために、1947年に建設された。 この画像を大きなサイズで見るimage credit:Googleマップ 1950年代までにはこの地域で一番大きな町と言われるまでに成長し、最盛期には合計2万人もの人々が暮らしていたと見られる。 当時、

    呼吸するだけで死に至るとされる、オーストラリアの地図から削除された町
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    ocha39 2024/09/18
  • 2カ月間だけ地球の月が2つになる。小惑星が地球上の軌道を周回するぞ!

    地球のパートナーといえばもちろん月だが、今後2ヶ月間、もう1つの小さなパートナーが増えるそうだ。 それは2024年8月に発見された「2024 PT5」という小惑星だ。 『Research Notes of the AAS』(2024年9月付)に掲載された研究によれば、2024 PT5は地球の重力に捕われ、9月末から11月にかけて私たちの地球を周回することになる。 つまり地球は短い間だが、月とミニムーン(小惑星)の2つのパートナーを連れて、宇宙空間を移動するということだ。 2カ月間だけ月が2つに。地球に寄り添うミニムーン 地球に近寄ってくる小惑星の多くは、楕円を描きながら地球をぐるりと周りつつ、最終的に遠くへと飛んでいく。「2024 PT5」もまたそんな小惑星の1つだ。 2024 PT5は、NASAとハワイ大学が開発した小惑星地球衝突最終警報システム「ATLAS(Asteroid Terre

    2カ月間だけ地球の月が2つになる。小惑星が地球上の軌道を周回するぞ!
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    ocha39 2024/09/17
  • アメリカの先住民はなぜ、カホキアの都市を放棄したのか?その謎がますます深まる : カラパイア

    現在の米イリノイ州にあった、かつて繁栄を極めた古代都市「カホキア」の突然の放棄は、歴史学者たちを長い間困惑させてきた。 西暦700年ごろから、数百年に渡るわたる栄えある時代を経て、1450年頃から市民たちが次々と立ち去っていった背景には何があったのだろうか? これまで、深刻な干ばつにより農作物が作れなくなったことが原因とする説が有力だったが、新たな研究によって、またしてもその疑問が深まることとなった。

    アメリカの先住民はなぜ、カホキアの都市を放棄したのか?その謎がますます深まる : カラパイア
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    ocha39 2024/08/06
  • まだまだ人間捨てたもんじゃない、駐車場に車を止めて泣いていた女性を見た親子の配慮にグっとくる : カラパイア

    人間生きてりゃ良い日も悪い日もある。判で押したように毎日同じ、なんてことはまずなくて、すべて順調ラッキー!と思った矢先に、誰かの心無い行動や言葉に傷つき落ち込んでしまうことだってある。 そんなとき深く心にしみるのが、見知らぬ人の小さな親切だ。 通りすがりの誰かや、たまたま隣り合わせた誰かのささやかでも思いやりある行動が、今にもくずおれそうな心をがっしり支え、励ます力になりうることを私たちは知っている。 そうした例の一つ、まだまだ人間捨てたもんじゃない、と思える投稿がRedditで共有されていた。今回はフローズンヨーグルト店の駐車場に止めた車の中で号泣していた女性に起きたある出来事だ。

    まだまだ人間捨てたもんじゃない、駐車場に車を止めて泣いていた女性を見た親子の配慮にグっとくる : カラパイア
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    ocha39 2024/08/06
  • ブルガリアの古代下水道でほぼ完全なギリシャ神、ヘルメス像が発見される : カラパイア

    現在のブルガリア南西部にある古代都市遺跡「ヘラクレア・シンティカ」で、古代の下水道跡からほぼ完全なヘルメスの大理石像が発見された。 ヘルメスはギリシア神話に登場する青年神でオリュンポス十二神の一人。ゼウスとマイアの子で、神々の伝令使で、とりわけゼウスの使いとされている。 こうした像はほとんどがどこか破損した状態で見つかることが多く、今回のようにほぼ全身が発見されることは極めて珍しいという。

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    ocha39 2024/07/21
  • フロリダのサボテン種が絶滅、アメリカ初となる海面上昇の犠牲者に : カラパイア

    image credit:Luke Padon / WIKI commons CC BY 4.0 アメリカ、フロリダ州に自生していたサボテンの希少種が完全に姿を消し、米国内のものは全て絶滅した。 ”局所絶滅”が確認されたのは、「キーラーゴ・ツリーカクタス(Pilosocereus millspaughii)」という種だ。カリブ海のいくつかの島にはまだ生息している。 アメリカで、海面上昇による植物の絶滅事例はこれが初めてだという。

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    ocha39 2024/07/13
  • 悪魔に憑依されたとされる修道女が17世紀に書いた謎の手紙が解読される : カラパイア

    17世紀、実在した修道女が書いた謎の暗号文「悪魔からの手紙」が解読されたそうだ。 問題の手紙は1676年、イタリアのシチリア州アグリジェント県のパルマ・ディ・モンテキアーロ修道院で、修道女マリア・クロシフィッサ・デッラ・コンチェツィオーネによって書かれたものだ。 それは誰にも読めない文字で綴られており、悪魔が彼女に憑依し、彼女の手を動かし無理やり書かされたものだと伝えられている。

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    ocha39 2024/07/06
  • ビッグバン直後の初期宇宙で発見された謎めいた明るい物体。現代宇宙論では説明できず科学者が困惑

    この画像を大きなサイズで見る NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡よる最近の発見が天文学者たちを困惑させている。それは、ビッグバンから6億~8億年しか経っていない若い宇宙の中にある、明るい3つの赤い物体だ。 この3つの物体は銀河だと考えられているが、宇宙最初期のものにしては意外なほど古い。 にもかわらず、今日の天の川銀河に匹敵する星々を宿しており、その一方で天の川銀河よりも桁外れに大きな超大質量ブラックホールまで抱えている可能性があるという。 初期の宇宙になぜこのような銀河と超大質量ブラックホールがあるのか? その理由は現代の宇宙モデルではまったく説明がつかないという。 最初期の宇宙で3つの謎の明るい物体を発見 ビッグバンからわずか6億~8億年後のきわめて初期の宇宙で、謎めいた3つの物体が発見されたと報告されたのは2023年のことだ。 それらは当初より銀河ではないかと推測されていたが、

    ビッグバン直後の初期宇宙で発見された謎めいた明るい物体。現代宇宙論では説明できず科学者が困惑
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    ocha39 2024/07/02
  • 古代ローマ人の墓から2000年前の液体のワインが発見される

    この画像を大きなサイズで見る もしかしたら骨の出汁も染み込んでいるのかもしれない。スペイン南部の古代ローマ人の墓から、2000年前のワインが発見されたそうだ。 民家の工事中、偶然発見されたという遺骨が納められた骨壷を満たしていたワインは、赤褐色をしていたが、それが注がれた当時は白ワインだったようだ。 液体の状態で見つかったものとしてこれまで最古だったワインは、1867年にシュパイヤー(ドイツ)近郊にあるローマ時代の墓から発掘されたもので、325年頃に作られたと考えられている。 それよりさらに300年も古いこの白ワインは世界最古の液体ワインの発見となる。その味は、アンダルシア地方で有名なシェリー酒に似たワインであるそうだ。 自宅の改築で偶然古代ローマの墓を発見 2019年、スペイン南部のアンダルシア州カルモナで暮らしていたとある一家が、自宅の改築工事の最中に、何やら古い墓らしきものを発見した

    古代ローマ人の墓から2000年前の液体のワインが発見される
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    ocha39 2024/06/23
  • 1600年前の古代オガム文字が刻まれた石がイギリスの庭で発見される

    この画像を大きなサイズで見る イギリスで自宅の草むしりをしていた地理教師が、奇妙な石を発見した。それは砂岩でできており、長さ11cmほどで、不思議な一連の縦線が刻まれていたのだ。 興味をそそられた教師が、地元の考古学者に写真を送ったところ、その刻み目が1,600年以上前に刻まれたものであり、博物館に展示する価値があることを知り驚いた。 実はこの縦線のようなものは、4世紀頃から9世紀頃にかけ、アイルランド、ウェールズ、スコットランドなどで使われていた「オガム文字」だった。 当時の碑文などに刻まれているこの文字は、その頃の人々の言語を表記するために使われたアルファベットの1種であり、4世紀以降の原アイルランド語(既知のうち最古のゲール語)や6世紀から9世紀にかけて使われた古アイルランド語の表記にも利用されていた。 しかしなぜ、そのような石が英国中部の都市コベントリーまでやってきたのだろう? 教

    1600年前の古代オガム文字が刻まれた石がイギリスの庭で発見される
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    ocha39 2024/05/25
  • 腕を光らせながらカメラを襲う深海イカの衝撃映像

    この画像を大きなサイズで見る 宇宙のごとく暗く未知なる深海で襲いかかってきたのは大きなイカ。しかも2の腕にまぶしい光を放つ発光器付きというSFめいた風貌。それは研究者らにとっても衝撃的かつ驚きの光景だった。 先日、サモア海峡の水深およそ1,000mのところで、発光器官をもつ大きなイカが調査用のカメラを襲う姿がとらえられた。 西オーストラリア大学の科学者によると、このイカは、ヤツデイカ科のヒロビレイカでカメラを獲物と勘違いしたらしい。 動物界最大の発光器官をもつとされるこのイカの記録は非常に少なく、生きた状態での観察という点でも貴重な資料になるという。 Rare deep-sea squid caught on camera 光る腕で急襲!水深1,000mのカメラを襲ったイカ こちらは西オーストラリア大学を拠点とするミンデルー-UMA深海研究センターの海洋研究者チームが先月公開した珍しいイ

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    ocha39 2024/05/21
  • 合法的にマネーロンダリングできる神社、蛇が守りし穴場的スポット「白蛇辨財天」に行ってみた

    どこかに行きたいけど人混みは苦手、どうせなら運気も向上させたい。そんな私の願いを全て叶えてくれる神社が、栃木県真岡市に存在する。 それが、2匹の白蛇に守られし神社「白蛇辨財天」だ。そこにある銭洗いの滝でお札や硬貨を洗い清めると、金運上昇、商売繁盛につながるという。ある意味合法的にマネーロンダリング(資金洗浄)ができちゃうのだ。 私が行ったのはゴールデンウイークの真っ只中だが、まだ知られざる穴場的スポットなので、境内には1組の参拝客しかいなかった。もう最高じゃん。 蛇に守られし神社、古池ヶ渕の白蛇辨財天 白蛇辨財天は、大永二年(1522年)に安芸の宮島厳島より古池ヶ渕に御分霊したと伝えられている神社だ。 明治の中頃まで古池ヶ渕の池の廻りはうっそうとした樹木が繁茂しており、その杜の中に白蛇が二匹住んでいたそうだ。 2匹の白蛇は吉凶異変があると姿を現し、信仰するものは白蛇の予知と辨財天の霊護によ

    合法的にマネーロンダリングできる神社、蛇が守りし穴場的スポット「白蛇辨財天」に行ってみた
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    ocha39 2024/05/02
  • 中国三国時代の統治に新たな知見をもたらす1万枚の竹簡が発見される

    中国南東部湖南省にある1800年前の古井戸から、およそ1万枚の竹簡が発見された。ここに書かれている情報は、三国時代(西暦220~280年)の生活や統治の謎を解明するのに役立つのではと期待されている。 中国社会科学院考古研究所の発表によると、当時、呉によって統治されていたこの地域の町の戸籍、税、農業、鉱業、その他経済活動についての情報が含まれていて、町がどのように運営されていたのかについての詳細がわかるとという。 中国の三国時代の竹簡を発見 竹簡(ちくかん)とは、紙が普及する前の古代中国で文字を記すための筆記媒体で、竹を長さ30cmほどの細長い札に加工して紐でまとめたものだ。 中国歴史を理解する上で重要な情報源となり、これまでに30万枚以上が発見されているという。 今回発見された竹簡は1800年前のふたつの古井戸から出てきた。 「嘉禾元年」とか「嘉禾五年」という文字が見受けられることから、

    中国三国時代の統治に新たな知見をもたらす1万枚の竹簡が発見される
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    ocha39 2024/04/26
  • フランスで前例のない先史時代の謎の構造物が発見される

    フランス東部で、これまでに前例のない謎めいた先史時代の建造物が発見された。3つの囲いがつながった蝶ネクタイのような奇妙な構造は、新石器時代から鉄器時代にかけての数千年にわたってこの地で人々が生活していた最古の証拠となりえるという。 これは、フランス国立予防考古学研究所(INRAP)の発掘調査で明らかになったもので、他にも武器や装飾品などの遺物が発掘されている。 フランスで発見された謎の構造物 フランス東部、ディジョン市の南東およそ14kmのところにあるマルリアンの田園地帯で謎めいた構造物が発見された。 中央には直径10mの円形の囲いがあり、そこから北側に向かって長さ8mの馬蹄形の囲いが延びており、蝶ネクタイのような形をしている。さらに南側には角が丸いほぼ正方形の囲いが反対方向に突き出ている。 この画像を大きなサイズで見るマルリアンの発掘現場の全景 / image credit: Jerom

    フランスで前例のない先史時代の謎の構造物が発見される
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    ocha39 2024/04/25
  • 奇跡的イベントが発生中。2種の微生物が融合するという10億年に1度の進化が起きている

    新たな研究によると、現在”10億年に1度の進化”が起きていることが判明したそうだ。 10億年に1度の進化とはある種の微生物の細胞が別の種の微生物の細胞に取り込まれる「一次共生」と呼ばれるものだ。これが起きたのは40億年あまりの生命の歴史においてたった2回だけで、1回目ではミトコンドリアが、2回目では植物が誕生した。 一次共生は生命の誕生に深くかかわる極めて重要なイベントで、そして今回、新たに10億年に1度の進化が確認されたのだ。それでは詳しく見ていこう。 過去に2度発生した10億年に1度の進化「一次共生」 10億年に1度の進化とは、「一次共生」と呼ばれるものだ。 ある生物が別の生物を飲み込んだとき、ごく稀にだが飲み込まれた側(共生者)が飲み込んだ側(宿主)の内臓のように働き始めることがある。 するとその見返りとして、宿主が共生者に栄養やエネルギーといったものを与え始める。 この協力関係に依

    奇跡的イベントが発生中。2種の微生物が融合するという10億年に1度の進化が起きている
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    ocha39 2024/04/23
  • 史上最大の正確な宇宙地図が完成。現代の宇宙論を覆す可能性を秘めている

    研究者たちは史上最大の正確な宇宙地図を作成した。それによると、宇宙の膨張を加速させていたダークエネルギーが時間とともに変化している可能性があるそうだ。 現在の標準宇宙モデルでは、ダークエネルギーは場所や時間に関わらず、常に一定不変であるとされている。ゆえに新たな発見が当ならば、これまでの宇宙論がくつがえることになる。 ダークエネルギーの変化は、今の時点では最終的な結論ではなくあくまで予備的なものだ。 だが、もし今後も同じような観測が続くのならば、天文学者はΛ-CDMモデルや、それ以外の宇宙モデルを再検討する必要があるかもしれない。では詳しく見ていこう。 宇宙の膨張を加速させるダークエネルギー この宇宙はビッグバンによって始まった。そして誕生以来、ずっと膨張し続けてきた。 宇宙に存在する物質には引力があるので、それらが引き合うことで膨張はやがて勢いを失うはずだ。 ところが、現実の観測からは

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    ocha39 2024/04/18
  • メキシコで発見されたアステカの写本には栄枯盛衰の詳しい歴史が記されていた

    かつてメキシコ中央部に栄えたメソアメリカ文明の国家「アステカ」の歴史が新たに解き明かされるかもしれない。 首都の成立、スペイン人による征服や陥落など、アステカに関する豊富な知識が母国語で細かく記されている何世紀も前に作られた写を、メキシコ政府が買い取ったのだ。 これは、「サン・アンドレス・テテピルコ」として知られる3部から成るイラスト入りの写で、ある家族が何世代も受け継いできたものだという。 アステカの栄枯盛衰が記された写 アステカ族は、1428年頃から1521年までの約95年間、メキシコの広大な地域を支配しアステカ国を作り上げた。首都は現在のメキシコシティであるテノチティトランにあった。 1519年から1521年の間、スペインがアステカを征服し、ここにスペインの支配を確立した。先住民の言語ナワトル語とスペイン語で書かれたこの写は、17世紀始めまで記述が続けられている。 メキシコ国

    メキシコで発見されたアステカの写本には栄枯盛衰の詳しい歴史が記されていた
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    ocha39 2024/04/02
  • 太陽の26京倍の質量。これまで発見された中で最も巨大な超銀河団を発見

    ただでさえ広大な宇宙だが、巨視的に見てみればさらに驚くべき構造が見えてくる。エストニアの天文学者チームは、まるで怪物のように巨大な「超銀河団」を662個も発見した。 中でもとびきり大きく重いのは、地球から30億光年離れたところにある「エイナスト超銀河団(Einasto Supercluster)」だ。 エストニアの著名な天体物理学者ヤーン・エイナストにちなんで名付けられたこの超銀河団の質量は、太陽の約2京6000兆個分の質量に相当する。 端から端まで移動するのに、光の速さで3億6000万年かかる想像不能な巨大さだ。 太陽が虫けらのように小さく思える巨大な超銀河団 太陽の26京倍の質量を持つエイナスト超銀河団には敵わないとしても、ほかの超銀河団も怪物のような質量と大きさだ。 エストニア、タルトゥ大学の研究チームが推定した超銀河団の平均的な質量は太陽6000兆個分、直径は2億光年である。つまり

    太陽の26京倍の質量。これまで発見された中で最も巨大な超銀河団を発見
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    ocha39 2024/03/26